Diary 2004. 8
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8月31日 (火)  あげる顔もらう顔。

イイコトは二日続くものらしい。今日の天使は、ご近所の仲良しおばあちゃま、ヤマカワさん。北海道から届いたばかりという、とうもろこしと長いお茄子をいただいた。ヤマカワさんのご実家は北海道らしい。先日も、お里帰りしてきたからと、美味しいお土産をいただいたばかりだ。

「美味しそう!とうもろこしもお茄子も大好きなんですぅ」
「ほんと?喜んでもらえてよかった。ほんの少しだけどね、おすそ分けね」
「ありがとうございます。あ、そうだわ、おばあちゃま、ちょっと待っててくださいね」
わたしは急いでキッチンへ走り、昨日クボタさんからいただいたお大福を持ってきた。今日のおやつにしようと取って置いた分である。残念ながら、ふくふくと柔らかかった豆大福は、冷蔵庫の中ですこし固くなっていた。
「昨日いただいたものなのだけど、とても美味しいから、もしよかったらおひとつどうぞ」
「まあ、ほんとにいいの?嬉しい!お大福大好きなのよ」
豆大福を手渡すと、ヤマカワさんの顔にふわっと大きな笑顔が咲いた。これはホンモノの大福好きの笑顔だ。間違いない。
わたしは「固くなっちゃってごめんなさい。袋のまま電子レンジに30秒くらいかけると、柔らかくなりますから」と付け加えたが、ヤマカワさんの耳には届いていないようだった。

美味しいものをいただくからこんなことを言うわけではないが、ヤマカワさんもクボタさんも、ホントに気持ちのいい方だ。何より、くださるときの表情が素敵。「美味しいのよ、ぜひ食べてね」と言葉より先に、顔に書いてあるもの。
そしてわたしが差し上げるときは、お二人とも必ず「あらいいの?」とまず恐縮する。わたしのようにストレートに、嬉しいオーラを出さない。こちらがどうぞどうぞと勧めて初めて、嬉しいわとにっこりなさる。

ご近所さんとのお付き合いで得るものは、美味しいものだけではない。ヤマカワさんとクボタさんには、古き良き日本人の美意識が残っている。


☆今夜のお献立;
お蕎麦、長茄子の焼き茄子(とろけそうにジューシーで甘い!)、ぬか漬け、蒸したとうもろこし(甘くてぷりぷり!)。

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8月30日 (月)  おからバーグと豆大福。

久しぶりに「おから」のお料理。今夜は卯の花ではなくて、おからバーグにした。材料はおからにお野菜、それにつなぎの卵と片栗粉。多めの油で揚げるように焼く。中はしっとり、外側カリッとしている。焼きたてをそのまま食べても美味しかったが、甘酢あんをかけた。ごはんのおかずにぴったりだ。

食事の支度をしているとき、玄関のチャイムが鳴った。ご近所のクボタさんだ。美味しいお大福をおすそ分けしてくれる、という。
原宿の瑞穂の豆大福だった。ここの評判はあちこちで耳にする。一度食べたいと思っていたので、ホントに嬉しい。クボタさんも、話が通じて嬉しそうだった。
豆大福はずっしりと存在感があった。そして上品そのものだった。お餅はふくふくと寝心地のいいベッドみたいだったし、お豆は大きめでぷっくりし塩加減もほどよい。こしあんがちょっと意外だった。これ以上はあんこではないかもしれないと思うくらい、甘さを控えている。甘いお大福が好みの人には、お好みではないかもしれないが、塩気と甘みのバランスが非常に美しい。さらさら流れる小川のようなすがすがしい豆大福だった。

わたしより20歳くらい年上のクボタさん。いつも笑みを絶やさない。そして、ご主人を敬愛している。ワーキング・ウーマンだけど、家事も楽しくこなして、主婦のわたしとおしゃべりが弾む。わたしの大事なご近所友達である。


☆今夜のお献立;
おからバーグ、キャベツときゅうりの塩もみサラダ、納豆冷奴、お豆腐とわかめのお味噌汁、梅紫蘇ご飯。

■原宿 瑞穂
渋谷区神宮前6−8−7 /電話;03-3400-5483
(売り切れることが多いので予約がベター)

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8月28日 (土)  エンドレス・ストレス。

美味しいものを食べると、嬉しくて楽しくなる。元気が出るし、幸せになる。自分にとって心地よいストレス解消法を持っていることは、とても大切である。
でも、実はこのストレス解消法、極めてリスクが高い。この歳になると、食べすぎは肥満に直結する。わたしは運動しないから、おそらく基礎代謝も低い。余計なひとくちの積み重ねは、着実に脂肪として蓄積される。すなわち、ウエストや下腹に、たぷんとはみ出るお肉である。

先週、久しぶりに体重計に乗った。1キロ増えている!慌てて鏡で確認すると、腰周りがもたついて見えた。
まずい、このままではタイヘンまずい!お気に入りのスカートやパンツがはけなくなったらどうしよう。
翌日、わたしは泣く泣く間食禁止を自分に命じ、ごはんも控えめにした。食べかけのチョコレートもおせんべいも、冷蔵庫の奥に押しやった。毎日のささやかな楽しみだったのに。

こうして一週間が経った。体重は少しずつ落ちてきた。ところが、元に戻るまでもう一息、というところで、なんだか調子がおかしくなってきた。
イライラするのだ。お茶を飲んでも、ごはんをしっかり食べても、イライラが消えない。心に浮かぶのは、エビフライやラーメン、宅配ピザにフライドポテトばかり。甘納豆を数粒食べて誤魔化そうとしたのだけれど、ますます物足りない。食べたいのは、生クリームやチョコレートクリームがてらてらと塗りたくられた高カロリーのケーキなのだ。ああ、でもそんなのゼッタイにダメ‥‥。

午後5時過ぎ。そろそろお夕食を考えなくてはならない。ソファーでミネラルウォーターのボトルを抱えながら、「ピザ食べたい、ポテト食べたい、ガマンガマン」と唸るわたしに、とうとう夫が言った。
「ピザにすれば。ボクはいいよ」
「でも、それじゃあダメなの!」
わたしはミネラルウォーターを乱暴に置いた。そしてチラシのファイルを取りに行き、宅配ピザのチラシを見つけてソファーに戻った。瞬きひとつせず、チラシを睨みつける。
「何してるの?」
「チラシを見てるの。見るだけで満足するかもしれないから」
夫は笑いをこらえて、受話器をわたしに押し付けた。「ほら、電話すれば」
10分後、あえなくわたしは陥落した。注文担当のお兄さんは、とても爽やかな声をしていた。
「あのー、グルメピザのMを1つお願いします」
「ご注文は以上でございますか?ポテトやお飲み物はよろしいですか」
「そ、それではポテトのセットも」
コーラはガマン。飲み物は温かいウーロン茶を入れて、脂を洗い流す気になろう。

夢にまで見たピザとポテトを食べて、わたしはとても満足だった。でも、一切れ食べて気が付いた。
「パクパク食べちゃだめよね」
「そう、ゆっくりよく噛んで。そうすれば食べすぎないし、お腹も痛くならないよ」
夫は最初のひとくちから、ゆっくりゆっくり食べていたらしい。わたしたちはピザ半分で、本当に満腹になってしまった。

ウエイト・コントロールのためには、ゆっくり食べはいいに決まっている。でも、相手はピザなのだ。勢いで食べなきゃ、つまらないではないか。温かいウーロン茶も美味しいけれど、やっぱり宅配ピザにはコーラかビールだ。カロリーなんて気にするくらいだったら、食べちゃイケナイのだ。
次回の注文は、体重がすっかり元に戻って、あわよくば1キロマイナスになってからにしよう。そのときは手と口を脂でギトギトにして、思い切り食べよう。コーラもデザートも注文しよう。

ここまで考えて気が付いた。わたしは一体、何のためにピザを食べたのだっけ?ダイエットのストレスを解消するために食べて、またストレスになっている気がする‥‥。
出発点は、美味しいものを食べるのはストレス解消、だったはずだ。いったん転ぶと、食欲とストレスはエンドレスな関係になる。
欲望を飼い慣らすスイッチ、もしくはストレスをゼロにするリセットボタンはどこにあるのだろう。


8月26日 (木)  調整日2

昨日美味しいお寿司をたんまりいただいたので、今日は今週2回目の調整日。あったかいお蕎麦で、心もカラダも休まった。


☆今夜のお献立;
温かいお蕎麦(お揚げさんとおねぎ)。


8月25日 (水)  福井から海の幸のお届け。

福井の知人から、美味しい「生さば寿司」(押し寿司)が届いた。宅配便を受け取ってすぐ、確認のため封を切った。海と魚の色、藍と碧が入り混じる美しい色。そして鼻をくすぐる甘みと深みのある美味しい匂い。
たまらなくなったわたしは「これはお味見してみなくっちゃね!」とわざわざ声に出して言った。

わたしは鯖寿司が大好き。昔はよく、母にリクエストして作ってもらった。母は魚屋さんから新鮮な鯖を買ってきて「しめさば」を作り、握り寿司にしてくれた。
大人になってからは、京都の「いづう」に感動した。もちろん、いづうのもとても美味しいのだが、今日届いた鯖寿司もほんとうに素晴らしかった。

肉厚で脂がのった鯖は、酢のしめ具合もよく、魚臭さはみじんも感じない。甘みと旨みが凝縮して、柔らかで深みのある味。お米は福井のお米を使用しているそうで、もっちりとした寿司飯と鯖がこれ以上は無いベストパートナーだ。
お届けされたのは、生さば寿司と笹鰈(ささかれい)の押し寿司だった。笹鰈もあっさりと上品で美味しい。清涼感ある色と姿も夏らしかった。

どちらもとっても美味しかったけれど、わたしはやっぱり鯖寿司の方が好き!この福井の「萩」さんから、今度は自分でお取り寄せしようと思った。


■生さば寿司「四季食彩 萩」
http://www.sabazushi.co.jp/

☆今夜のお献立;
福井の押し寿司(鯖姿寿司、笹鰈寿司)、トマトときゅうりのお酢の物、納豆冷奴梅酢がけ、キャベツとお揚げさんの煮びたし、ぬか漬け、お豆腐と茗荷のお味噌汁。桃。お酒は八海山。

※右端の画像に使った朱と黒の漆器(六寸丸プレート)は「しもむら漆器」のもの。食器洗浄器OKのスグレモノです。(キッチンひめを見たと添えると特典があります。)
http://www.rakuten.co.jp/sikki/

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8月24日 (火)  980円の価値。

先日、ようやく卵焼きフライパンを買った。長いこと、ミニサイズの丸いフライパンで代用していたのだ。
プロのような銅のがいいかしらと思っていたが、いかんせん重い。それに、毎日使うわけではないので、銅鍋だとお手入れが面倒である。
というわけで、お手軽なフッ素加工のを選んだ。それもセールの980円のを。もしあまり良くなかったら、ミニフライパンとして使えばいい。

ところがところが、である。たいした980円だった。ヘリの角度もよく考えられているし、まだ新品のフッ素加工なので、とっても使いやすい。
古いミニフライパンで焦げないように、きれいに巻けるようにと、マニキュアを塗るときのように神経をとんがらせていたのが馬鹿みたいに思えた。
卵焼き器デビューは、出汁巻き玉子。分厚くてなめらかな玉子焼きが、いとも簡単にできた。
2回目の今日は、甘い甘い玉子焼き。思い切りお出汁を入れ、お砂糖もたっぷりにした。さすがに1回目よりは焼きにくいが、今までに比べれば何てこと無い。他のお料理をしながら、かなりいい加減に焼いても、それなりの形になった。スバラシイ!

でも、ふと思った。確かに、980円の魔法のフライパンは、簡単に玉子焼きが焼ける。難しい技術は不要だ。ということは、わたしが古いフライパンで身に付けたのは、980円分の技術でしかないのか?
そう思ったら、魔法のフライパンの輝きが鈍って見えた。


☆今夜のお献立;
お蕎麦(へぎそば)、甘い甘い玉子焼き、もずく酢、玉ねぎのポン酢おひたし、冬瓜と豚肉のスープ。

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【冬瓜と豚肉のスープ】の作り方;

1)冬瓜はタテ半分に割り、ワタをスプーンでかきだす。皮を薄くむき、たべやすい大きさに切る。ミニ冬瓜だと下茹で不要で扱いやすい。
2)かつお出汁で、冬瓜を柔らかくなるまで煮る。
3)豚小間切れ肉、生姜の千切り、お酢少々を加え、アクを取りながら、豚肉に火が通るまで煮る。
4)お塩、お醤油少々、黒コショウで味を調えてできあがり。

かつお出汁と豚肉で、しっかりしたスープになります。お酢のほのかな酸味と、冬瓜がさっぱりした味わいです。

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8月23日 (月)  調整日1

昨日、食べ過ぎたので、今日は調整する日。ちょっぴりダイエット・モードです。

すっかり暑さも影を潜めて、肌寒かった。久しぶりの豚汁が美味しい!
豚汁、夫もわたしも「ぶたじる」と呼びます。「とんじる」っていうと、ちょっと違う食べ物のような気がします。慣れの問題だけど、譲れない問題。
茶粥に自家製梅干も美味しかった♪


☆今夜のお献立;
茶粥、お茄子とししとうの甘辛煮(昨日の揚げびたしのお汁を再活用)、豚汁、ぬか漬けきゅうり。


8月22日 (日)  無国籍プチ・パーティー。

週末。久しぶりに独身の男友達ふたりを招いて、楽しいごはんをした。プチ・パーティーのお題は、夏休みのお土産交換会。「夏休みおめでとう!」と乾杯した。

軽井沢の別荘にいった友人は、腸詰屋さんのサラミと、とっても美味しい鴨のパテを持ってきてくれた。フランスパンも持参して。気が利いている。
広島に行った友人は、美味しい日本酒を持ってきた。それと「この間、珍しいワインを見つけたから」とほっそりしたビンのデザートワイン。媚薬みたいな甘美な味だった。
そして我が家は、越後のお土産、雪中所蔵の大吟醸原酒と「焼きたらロール」を出した。たらロールはご近所さんから北海道土産にいただいたもの。新聞紙半枚くらいの大きなシート状で、まるで和紙のようだ。切ってスライスチーズをはさめば、半お手製「チーたら」になる。

打ち合わせしたわけでもないのに、絶妙な組み合わせだった。フランスの香りに日本の匂い。不思議なことに、どれもまったくケンカしなかった。優しく寄り添う国際結婚のよう。
一歩間違えば、どうにも手のつけられないちぐはぐなごはんになりそうだったのに、そうはならなかった。それは、わたしたちが互いをよく知る仲だから。
無国籍つまりごちゃ混ぜごはんは、友達というフィルターを通して、陽気で楽しいごはんになった。夏と友達に乾杯!


☆今夜のメニュー;
フランスパンと鴨のパテ、サラミと手巻きチーたらの盛り合わせ、お茄子とししとうの揚げびたし、ちくわの磯辺揚げ、梅酢の冷奴、キャベツのお好み焼き風オムレツ、鰺の塩焼き、ぬか漬け、冷やしざるうどん、スイカ。

■ル・キャナール・ドレ(鴨のパテ)
http://www.lecanarddore.co.jp/
■腸詰屋(サラミ)
http://www.moeginomura.co.jp/ROCK/ham.html
■焼きたらロール(特大。北海道土産)
大きなシートを自由にカットして食べる。楽しいおつまみ。チーズをはさめば「チーたら」♪

■雪中所蔵酒「越後ゆきくら」(玉川酒造)
http://www.yukikura.com/dentou.html
■雨後の月(広島の銘酒)
http://www.ugonotsuki.com/
■アンリメール/ヴァンドパイユ(HENRI MAIRE/Vin de Paille);
スイス国境に近いジュラ地方(コート・デュ・ジュラ)のデザートワイン。ストローワインと言われ、藁の上に干して糖度を上げたサヴァニャン種を主体としたブドウから作られる珍しいワイン。昔は産後の女性や老人の滋養にも用いられた。美しい琥珀色でとろりとしている。蜜のように濃い甘みがあり、独特な芳香をもつ。チョコレートやフルーツのスイーツによく似合う。


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8月21日 (土)  キスするために、されるために。

夫婦円満の秘訣は何だろう。結婚している人、これから結婚する人にとって、これは大問題である。そもそも恋愛をハッピーに3年間続けることだって、かなり難しい。
結婚は泥臭い日々の生活の積み重ねだ。ドキドキするようなロマンチックなシーンは、めったに出くわさない。格好悪い顔や疲れた顔も、お互い何気なく見てしまうし、見せてしまう。
それでもハッピーに結婚生活を続けていくカップルには、深い愛情と愛着、それに信頼と尊敬があるからだろう。

土曜日、気だるい午前もそろそろ終わる頃。週末はブランチとなんとなく決まっている。だらしなくベッドで惰眠をむさぼっていたが、さすがに空腹になってきた。
のろのろとベッドから這い出してリビングへ行くと、夫とワンが、テレビを見ていた。彼らは2時間以上も前に起きていたのである。夫が振り返った。
「おなかすいたなぁ」
「何か適当に食べていればよかったのに」わたしはちょっと不機嫌になった。夫は不思議そうな顔をした。
「だって、みんなでいっしょにごはんしなくっちゃ」それはもっともだ。
「じゃあ、何にする?何が食べたい?」
「キミは?」
こういう質問は困る。正直なところ、こちらはだるくて、キッチンに立つくらいなら、ごはん抜きでもいいくらいなのだ。
「うーん、何でもいいけれど、ツルツル系かしら。あなたは?」
「ツルツルいいねぇ。パスタがいいな」
夫は何パスタがいいかな、ツナかなトマトかな、と考え始めた。わたしはパスタという言葉だけで、ぐったりした気分になった。パスタは意外と面倒なのだ。
ぐだぐだしているわたしを見て、夫が笑った。
「いいよ、ボクが作るから。」

15分後、テーブルに運ばれたパスタは、愛らしい太陽の色をしていた。トマトのパスタである。わたしは「ちょっと待ってて」と、急いでベランダからバジルの葉を摘んで飾った。
煮崩れてソースになったトマトと細いパスタが、形が残っているトマトによく絡む。ガーリックが効いていて、塩気もパスタの茹で加減もちょうどいい。
「とっても美味しい!ありがとう」お世辞ではなく、心からそう言った。
「ほんと?キミが喜んでくれてヨカッタ」と夫は笑顔を見せた。
ふたりともまだパジャマのまま。寝癖のついた髪はボサボサ。どう見てもロマンチックでないし、オシャレでもない。でも、こんなに幸せなブランチが他にあるだろうか。
嬉しくてキスしたかったけれど、止めておいた。トマトだらけの赤い口で、おまけにガーリックの臭いぷんぷん、まだ顔も洗ってなかったし。いくら可愛い愛妻でも(笑)、もうちょっと小奇麗にしておかなくっちゃ色気もないだろう。

夫婦円満、ハッピーな結婚生活の秘訣をもうひとつ思いついた。それはときどき相手に惚れ直すこと。プチ惚れでいいから。
ずっと立ち止まったままでは、相手に飽きられてしまう。常にパートナーに魅力的であり続けるのは、人間としても上質な証になるだろう。
わたしはどうなのか、成長しているだろうか?シワやシミが増えても、キスしたくなる妻だろうか?


☆今夜のお献立;
簡単玉子豆腐、ピーマンとししとうの蕎麦味噌炒め、冷奴、白茄子とお揚げさんのお煮物、マグロのアボカド和え、マグロのカルパッチョ風、きゅうりの塩もみレモンオリーブオイルがけ。

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【簡単トマト・パスタ】の作り方;

1)パスタ(細麺がオススメ)を茹でる。
2)フライパンにオリーブ油、タカノツメ、にんにくを入れてから、火をつける。弱火。続いて、アンチョビーのフィレ1枚を加えて、ほぐしながら炒める。
3)ざく切りトマトを加えて炒める。皮付きでよい。最初に半分量を入れ、崩れてきたら、残りを入れる。
4)茹で上がったパスタと茹で汁少々を加えて混ぜる。塩コショウ、バジル(ドライでOK)を入れ、EXバージンオリーブ油を少量たらしてできあがり。 


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8月20日 (金)  玄米の美味しい食べ方。

玄米についてご質問のメールをいただきました。そこで、今日はひめ流の玄米おいしいコツをご紹介します。

1) 浸水はしっかりと!
玄米は普通の白米よりも長時間、お水に浸してください。例えば、お仕事に出かける人だったら、朝お水に浸して冷蔵庫へいれておけば、夕刻、帰宅する頃にはちょうどよくなっています。
あれば、備長炭(お料理用、炊飯用)を入れて浸水させ、そのお水で炊くと、美味しく炊き上がります。

2) 玄米と白米を混ぜる。
玄米100%にすると、どうしてもぼそぼそしたご飯になってしまいます。玄米は消化に良くないので、疲れているときや風邪気味のときには、玄米100%はあまりおすすめできません。
わたしは玄米:白米を、5:5で混ぜて炊くことが多いです。それに黒米や雑穀、お豆を混ぜるときもあります。
玄米を50%以上にするときには、もち米を1合につき大さじ1ほど混ぜると、かなりぼそぼそ感が緩和されます。翌日のご飯も、レンジで温めなおしても、そんなにぼそぼそしません。

3) 翌日の玄米ご飯。
一度冷えてしまった玄米は、どうしてもぼそぼそ感が強くなります。そんなときには、ちょっとアレンジを加えてみましょう。
炒飯やドライカレーにすると、パラパラに美味しくできます。温めたご飯を熱いスープに入れて、スープごはんやクッパ風、チーズを入れてリゾット風も楽しめます。
玄米に白米やもち米を混ぜる割合が多いほど、温め直したときのぼそぼそ感は低くなります。

また、炊きたての玄米ご飯をおむすびにしてしまうのもオススメです。おむすびにしてラップすれば、翌日、温め直してもそれほどぼそぼそしません。お醤油を塗りながらトースターで焼いて、焼きおむすびも美味しいですよね。

4) リクエストにお応えして、茶粥レシピを掲載しました。茶粥はさらさらっと炊くのが身上ですから、玄米がとても向きます。ちゃんと吸水させて炊けば、より香ばしい茶粥になって美味しいです。もともとのお茶の色がついたお粥さんなので、玄米を使ってもお粥さんが暗い色に感じないのもいいところです。

■茶粥レシピ→
http://www.kitchen-hime.com/recipe/data/chakayu.htm


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