Diary 2005. 2
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2月28日 (月)  足利の古印最中。

とっても美味しい最中に出会った。足利の香雲堂「古印最中」である。
2センチはあろうかという厚みで、ずっしりと重い。でも食べてみると、あんこがぎっしりの割りに、不思議なみずみずしさと軽やかさがある。甘ったるくてうんざり、なんてことには決してならない。
皮は厚からず薄からず、ほど良い香ばしさだ。出すぎずに、うまい具合にあんこを引き立てている。
わたしの美味しい最中リストでも、ベスト3に入れてもいいといいと思う。

それにしても、その大きさにはちょっとびっくり。「ひとりでひとついっぺんには多いかもしれないわ」と半分に切った。
半分食べて、これでおしまいにするにはすこし寂しい気分。もう一杯お茶を入れて、結局、残り半分も食べてしまいました。


■■古印最中 香雲堂本店
http://www.sunfield.ne.jp/%7Esankatu/monaka.htm
http://www.ashikaga-kankou.jp/member/kouun/kouunndou.htm
包装紙は相田みつを氏の書。相田みつをがまだ無名の頃、香雲堂のご主人が依頼したようです。

☆今夜のお献立;
おつまみプレート(聖護院かぶらの浅漬け・ふきのとう味噌・辛子明太子)、たちうおの山椒醤油焼き、仙台雪菜と湯葉の煮びたし、納豆豆腐、白粥、なめこ汁。文旦。

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2月27日 (日)  ワインが美味しい日曜の夜。

突然、ピザが食べたい!気分に。宅配のはちょっと胃に重い気がしたので、冷凍ピザを買ってきてもらった。
近くのスーパーにある冷凍ピザは、サクサクの薄いローマピザ・タイプ。材料もこだわっていて、なかなか美味しくて好き。

ピザだけでは寂しいので、ありあわせの材料でサラダを作った。
さっと塩茹でしたインゲン・レタス・プチトマト・アボカドに、塩焼きした鶏肉もひとくち大に切って加える。バジルペースト・バルサミコ酢・レモン汁・塩コショウを混ぜ、削りたてパルメサンチーズと炒ったパン粉をトッピングしてできあがり。
ワインにもよくあう、おかずサラダになりました。


☆今夜のお献立;
ボリュームサラダ、ピッツァ(市販のもの)、伊予柑。ワイン。


2月26日 (土)  美しい魚。

夫が、近所のお魚屋さんで、公魚(わかさぎ)を買ってきた。どうやら、テレビでわかさぎを見て食べたくなったらしい。

その魚屋さんは、地元の古い「ストア」の中にある。アーケードというには小さすぎるトタン屋根がついている露地に、八百屋さんやお花屋さんなど数軒が軒を連ねている。
表の道路を隔てた向こう側には、ぴかぴかとネオンが光る大型スーパーがある。あちらは週末などは、車で買出しにくるお客さんで大賑わいする。
スーパーがオープンしたての頃、あのストアは大丈夫だろうか、ととても心配だった。でも、3年経った今も、ストアはしっかりと踏ん張っている。
実はストアは古ぼけた外観だが、かなりの実力の優良店なのだ。ストアの裏手にある山は、古くからの高級住宅街で、どうやらストアはそこの住人たちを顧客に持っているらしい。きっと御用聞きなどもしているに違いない。
そんなわけで、ストアの魚屋さんもひどくレトロな灯りの中で、新鮮で美味しい魚を種類も豊富に扱っているし、お客の細かい注文も受けるらしい。

夫が嬉しそうに、買い物袋を手渡した。
「あの魚屋にね、わかさぎがあったんだよ。すごくキレイで美味しそうだから買ってきた」
無造作に新聞紙でくるまれた包みを開くと、白いトレイが現れた。淡く桜色がかった銀色が、はっとするくらい美しかった。
「まあ、キレイ!」
「フライにしてね。きっとウマイよ。魚屋のオジチャンもそう言っていた」
「あら、これはアジかしら?」と、わかさぎの下にもうひとつトレイがあるのに気が付いて言った。
「オジチャンがフライにするなら、アジもウマイよって。アジフライも作ってね」
はいはい、とわたしは笑って応えた。夫はアジフライが大好物なのだ。
アジは骨も皮もすっかり取ってあって、衣をつければいいだけになっていた。フライ用はそうやって売っているらしい。あのお魚屋さんの細かいサービスにすこし感動した。

夜、約束どおり、わかさぎをフライにした。衣は卵無しの粉だけのさっくり薄衣にし、青海苔を混ぜた。
揚げたては、ほんとにため息が出るくらい美味しかった。サクサクの衣にそっと歯を当てると、ふわふわほろりと白い身がこぼれる。ほんのりした塩味と青海苔の風味が、シュークリームにかかる粉砂糖みたいに全体をうまくまとめる。
魚臭さとは無縁の、淡く美しい味。春の気配がしつつも、まだぬるむ前のキリキリと冷たく透明な水の色がわかるような味だった。

わかさぎの夕餉に、近所の友達を誘った。彼も美味にいたく満足した。が、ひとつだけ、不満が残ってしまった。
来るときに、例の魚屋さんで、わかさぎをもう1パック買ってきてもらうよう彼に頼んだのだが、オジチャンがこう言ったらしい。
「今夜はわかさぎのフライだね、お父さん。酒がすすむよ」
独身もちろん子供無しの彼は、口をとんがらせた。
「オトーサンだって、あのオヤジ。わかさぎはウマイけど、あそこ嫌いになりそー。ま、でもこの歳じゃ仕方ないか」
そう笑い、彼はまたわかさぎに手を伸ばした。


☆今夜のお献立;
わかさぎフライ、もやしとちくわの風味和え、レタスと玉ねぎのシンプルサラダ、ちくわと菜の花のフリッター、アジフライ、茶粥、ふきのとう味噌。

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【もやしとちくわの風味和え】の作り方;

1)もやしはさっと茹でる。ちくわはタテ半分に切ってから斜め薄切り。
2)ボウルに1を入れ、ごま油・ポン酢・米酢・塩コショウを入れて和える。
3)海苔を火で両面さっとあぶり、細かくもんで2にかける。炒り胡麻もかけてできあがり。

※海苔が調味料も吸うので、ポン酢は控えめに。さっぱり味ですが、ちくわと海苔・胡麻の風味で食べ応えがあります。

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2月25日 (金)  野菜だけのポトフ?

お野菜ごろごろいっぱい食べたい気分。というわけで、お野菜のスープ煮。
にんじん・たまねぎ・ごぼう・じゃがいも・かぶを大ぶりに切って、チキンスープでコトコト煮る。ローリエとエルブ・ド・プロバンス(ミックスハーブ)、白ワインを加え、塩コショウで味を調える。それだけなのに、とっても美味しい。
イメージは、お野菜だけのポトフ。冬野菜の甘みと旨みがしみじみ味わえるスープだった。

バジル・スパゲティは、昨年の夏に作って冷凍しておいたバジルペーストを使った。また今年も作っておこう。


☆今夜のお献立;
お野菜のスープ煮ポトフ風、バジル・スパゲティ、伊予柑。

※バジルペーストの作り方;
http://www.kitchen-hime.com/initcont/recipe/hr_pasta_b.htm


2月24日 (木)  体重と体調のために。

夫は毎朝毎晩、体重を測る。NHKの「ためしてガッテン」測るだけダイエットを参考に、体重管理しているのだ。
このところ、すこし目安体重をオーバーしているらしい。よって今週は要注意週間。朝晩の食生活も、いつもよりいっそう配慮してあげねばならない。
わたしも相変わらずお咳がひどく、あっさりしたごはんが食べやすいので、ちょうどよかった。

そんなわけで、今夜は茶粥さん。ほうじ茶で炊くこのお粥さんは、我が家のお気に入り。
玄米で炊くと、ご飯粒が壊れないので、さらっとしたお粥さんになる。ちょっぴり塩気を効かせるのも、美味しいポイント。
さらさらとお粥さんをすすると、香ばしいお茶の香りが、鼻孔とノドを心地よく流れていく。心身が浄化される気分になる。

今夜はそのほか、つぼ鯛の干物も美味だったし、水菜とちくわの和え物も美味しかった。水菜の和え物の作り方をご紹介しておきます;

食べやすく切った水菜と、薄切りにしたちくわを、ごま油・お塩・ポン酢で和える。最後に、両面をさっとあぶった海苔をもんで加えてできあがり。
ちくわとごま油で、サラダっぽい軽い見た目よりも、おかずとしての食べ応えが出ます。海苔が汁気を吸収するので、味付けは控えめで十分です。シャキシャキの水菜でぜひお試しを!


☆今夜のお献立;
茶粥、つぼ鯛の一夜干し、お刺身、水菜とちくわの和えもの、白菜の浅漬け、かぶのぬか漬け、黒豆。

※茶粥のレシピ→http://www.kitchen-hime.com/recipe/data/chakayu.htm

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2月23日 (水)  海の幸、山の恵のおかげです。

讃岐うどんが大好きです。もともとは、夫もわたしも、関東風のお醤油味のおうどんに慣れ親しんでいた。が、美味しい讃岐うどんのお店に出会ってから考えが変わった。
いりこの効いたお出汁の風味豊かなこと。うっすらと黄みがかって、湖のように澄んだ美しい眺め。そしてその中で踊るは、エッジがきりりと立った、太めで噛み応えのある麺。
なんて美しい、なんて旨みのある、なんて気の効いた食べ物!

というわけで、我が家はいりこを常備している。愛用しているのは、香川の伊吹のいりこ。人から教えていただいて以来、すっかりお気に入りである。
伊吹のいりこは、普通見かけるいりこよりもずっと小さい。苦味やえぐみ、臭みも少ないので、頭やはらわたを取らないで、丸ごと使ってもダイジョウブ。
そのいりことかつおぶしで出汁をとる。色は薄く、味付けは濃く。ひとくち飲んでガツンときて、全部飲んでももっと飲みたい、と思わせる分別のある力強さが理想だ。
今夜は麺の上に、シャキシャキ水菜をたっぷりと、ふわっと香る柚子の皮をちらりと乗せた。
おうどんのお供は、春の味、ふきのとうの天ぷら。甘い人参の天ぷらと、なかなか素敵なコントラストを描いていた。


☆今夜のお献立;
天ぷら(ふきのとう・にんじん・ごぼう・エビ)、水菜たっぷり讃岐うどん、白菜の浅漬け。伊予柑。

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【白菜の簡単浅漬け】の作り方;

1)白菜は食べやすい大きさに切る。お塩をまぶし、手で揉みこむ。
2)ビニル袋に、白菜の水気をぎゅっと絞って入れる。さらに、刻んだ柚子の皮・昆布(粉末か細く刻んだもの)・米酢・みりん少々を入れる。お好みで、ポン酢や柚子の絞り汁を入れると、より風味と甘みが出る。
3)袋の上から、よく揉む。空気をぬくように、袋の口をしっかりしばって、冷蔵庫へ。1時間後くらいから食べられます。

※きゅうりや大根などを混ぜてもOK。1で白菜といっしょに塩もみする。
※ビニル袋に入れる前に、必ず味見をすること。塩気がきつければ、さっと洗い流せばよい。

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2月22日 (火)  ふきのとう味噌。

ふきのとうが届いた。自家製味噌と合わせて、ふきのとう味噌を作った。ほろ苦い春の味は、炊きたてご飯に最高です!

作り方;
1)ふきのとうは15分ほど、水にさらしてアクを抜く。
2)みじん切りにし、ごま油で炒める。
3)お酒・みりん・お砂糖・お味噌を加えて、弱火で加熱しながら練る。甘めの方が美味しい。


☆今夜のお献立;
お刺身、ふきのとう味噌、かまぼこ、黒豆、かぶとお揚げさんのお味噌汁、白米。伊予柑。

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2月21日 (月)  お献立のみ。

☆今夜のお献立;
つぼ鯛の一夜干し、だし巻き玉子、長いもの梅酢和え、白菜のオイスターソース炒め、玄米ご飯。
地味だけど、満足なごはんだった♪


2月19日 (土)  ご褒美。

病院の日。久しぶりの外出だったせいか、病院に到着する頃にはすっかり疲れてしまった。
病院は嫌いではない。どちらかといえば、あの無機質な空気と音、それに消毒薬の匂いに包まれると安心する。主治医のお顔を見れば、もっと安心する。仲良しの看護婦さんに会えるのも嬉しい。

繰り返しになるが、ホントに病院は嫌いではない。でも、注射だけはダメ。子供じゃないから「イヤ〜ん」と泣いてわめいたりしないけれど、できればしたくない。
今日は血液検査があった。むろん了解済みのこと。にっこりと「お願いします」と腕を差し出すも、脇の下は汗が滲んでくる。ああどうか痛くありませんように。すぐ終わりますように。

看護婦は注意深く紙を確認した。まつ毛の長いかわいい彼女は、間違いなくわたしより一回りは若いだろう。手順通り、てきぱきとすすめる。
「確認のため、お名前をお願いします」「これは消毒のためのアルコールですが、今までにアルコールでアレルギーなどの症状が起きたことはありますか」「今日はええと5本ですね」
うう、多いですよねぇ、とつぶやくと、彼女は「特別な検査があるのかもしれませんね」とお愛想笑いをして、慣れた手つきで、針をセットした。
銀色の硬質な細い光が、スッと空気を切る。そのとき、別のベテラン看護婦さんが強張ったわたしの背中に声をかけた。
「あら、注射嫌いなのかなぁ。ダイジョウブですよ、ちょっとガマンしてくださいね」
へっ、それ、わたしのことかしらん?恥かしいわ、と思った瞬間、
「ハイ、ちょっとチクッとしますよぉ」
ぷすりと冷たい銀色が、柔らかい青い静脈に差し込まれた。
「思ったより痛くなかったわ」と、ほっとして言った。「わたし、注射嫌いに見えました?」
看護婦さんはまつ毛をぱちぱちさせて、にっこりした。
「ええ、針を刺す前から顔をそむけていらっしゃいましたよ」
そうだったの?知らなかった‥‥。ああ恥かしい、と思っているうちに、するりと針が抜かれた。
ふと見ると、隣の女性は6本も取られていた。注射する方もされる方も、表情一つ変えず、マニキュアでもしてもらっているみたいに淡々としていた。
5本で動揺するなんて、ああ恥かしい。でも次回もこの調子でお願いします。そう胸の中でつぶやいて検査室をあとにした。

病院の帰りに、赤坂の「松月」に寄った。
注射と待ち時間とでげっそりした自分にご褒美である。嫌いじゃなくても、病院というところはやっぱり気力と体力を消耗するのだ。
毎回、病院の帰りには、必ず美味しいものを食べたり買ったりする。子供みたいだけれど、そんなささやかな楽しみとかご褒美が大切。病院で萎びた心に栄養を与えなくっちゃならないから。

体調不良が長引いているが、検査の結果、お咳の風邪はともかく、持病は悪化していなかった。ヨカッタヨカッタ。さすがにひどく疲れて、帰宅して和菓子を食べたらすぐにベッドに倒れこんだ。


■赤坂「松月」
東京都港区赤坂4-3-4 tel;03(3583)7307
どれも美味ですが、まめ福とお団子が特に好きです♪お団子は女性でもひとくちで入る大きさで、もちもち感と上品な甘さがたまらない!お値段も良心的です。

※病院のロビーに立派なお雛様が飾ってあった。今風のお雛様も立派だけれど、旧館の古いお雛様(画像3枚目)の方が柔和で好み。素敵だった!

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2月18日 (金)  お献立のみ。

☆今夜のお献立;
ポークカレーライス♪水菜とトマトのサラダ。

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