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| 03.07.Sun. |
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夫が桜餅を買ってきてくれた。
地元で人気の和菓子屋さんのものだ。包みを広げたとたん、春の香りがふわっと広がった。桜の葉を2枚お布団のようにかぶせた中から、薄桃色の顔が控えめに覗いていた。
遅ればせながら、雛祭りの気分に浸った。
広く知られていることだが、桜餅には関東風と関西風がある。
関東風は、クレープのような生地で餡を包んだもの(写真↓)。関西風は、もちもちした道明寺粉で餡を包んだもの。
関東風関西風の違いは、オトナになってから知った。いや、正確に言うと、小さい頃からどちらも食べていたような気がする。
生まれてからずっと関東に住んでいたのだから、関西風はそれほど馴染みがないはずなのだけれど、おそらくわたしが子供の頃から既に、スーパーや大きなお菓子屋さんでは両方売られていたのだろう。
母は関西以西の出身なので訊いてみた。
「2種類あったら、やっぱり道明寺の方を選ぶ?」
「そうね、気分によるかしら。そういえば上京してからは、道明寺のはあまり食べなくなったかもね」
と答えた。
気分による、などというレベルなのか、とちょっと肩透かしをくらった。
「そういうのって、小さい頃から食べ慣れていた方がいいんじゃないの?」
「全然関係ないわね。どちらも好きだもの」
所詮、単なる和菓子好きだからそんなものなのだろう。
そして娘のわたしも何のこだわりもない。やっぱり気分で選んでいる。だって、どちらも好きなんだもの。
一般的にいっても、桜餅で関東風か関西風かにこだわる人は、おうどんのお汁や肉じゃがのお肉に比べて、少ない気がするのだけれど、どうなのだろう?
書き忘れるところだった。
我が家には桜餅にこだわっている人がいる。ただし、道明寺かクレープかではなくて、桜の葉を食べるかどうかについて。
夫は必ず葉をはがして食べる。あれは香りを楽しむもので食べるものではない、と言い張る。わたしはいっしょに食べる派だ。しょっぱくていい香りが、餡ととってもお似合いなのに。
ま、どっちでもいいけれど、葉を残すのはもったいない。
でも、いつも夫の残した葉だけを、お漬物のようにもぐもぐするのも飽きちゃうのよね。
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| 03.06.Sat. |
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友人が遊びに来て、楽しいお夕食。
彼は4月から学生になる。法科大学院で2年間学び、法曹の道を志すのである。
とても真面目で努力家、人柄抜群の彼は、きっといい法曹家になるだろう。心機一転、新しい学び舎で力いっぱいがんばって欲しい。
--人生はいくつになってもやり直せる。
いくつになっても新しいチャレンジができる。---
こうした言葉は嘘ではない。だが、真実だと言い切ることもできない。
年齢を経ると選択の幅が狭くなるし、どうしても頭も固くなる。収入や家族など、周りにいくつも鎖ができてしまうのも、また事実。
でもそんなマイナスを背負っても、やりたいことがあるのなら、勇気を持って一歩踏み出せばいいと思う。
積み重ねてきた日々を決して否定することなく、今の自分を素直に受け入れる。そうして潔く、前を向いて歩いていこう。
若い頃のように、がむしゃらに突っ走る必要はない。一歩一歩、ゆっくりしっかり踏みしめていけばいい。そうすれば、ささやかな幸せを見逃すこともなく、大きな目標や夢への過程も愉しめて、明日への力も湧いてくるだろう。
新しい自分、本当の自分は、探すものでも見つけるものでもない。創るものだ。
今を見ずして、明日は見えない。
友人の笑顔は晴れ晴れとして、希望と決意に溢れていた。
☆今夜のお献立;
生ハムとハーブ・レタスのグリーンサラダ(シーザースサラダ風)、にんじんと玉ねぎのオープンオムレツ、パエリヤ、フランスパン、ドライフルーツ。
デザートはお土産にいただいたモカロール♪

ごく親しい友人なので、おもてなしではなくて、
いっしょにごはんする感じ。
だから、特にテーブルセッティングもしていません。

本日のメイン、パエリヤ。
すきやき用の鉄鍋で作りました。
ムール貝があればカッコイイけれど、
無くても、こんなに豪華です。
魚介いろいろと鶏肉、お野菜で、旨みたっぷり。
とっても美味しかった!
レシピは「大地宅配」のプロセスに掲載された後で、
HPに載せます。しばしお待ちを。

お土産の成城アルプスのモカロール。
完璧なうずまきに感動!
スポンジは、今流行りの雲みたいなふわふわではなくて、
もう少ししっかりした生地で、
モカ味のバタークリームととても似合っていた。
フルーツのロールケーキが全盛だけれど、
こういう昔風のロールケーキもいいものです。
オトナっぽくて、気に入った♪

友人とワンは仲良しです。
今回も犬用おやつのお土産をいただきました。
ワンは嬉しくって嬉しくって、
だいぶはしゃいだ後は、この姿。
さすがに年には勝てないらしい。
ちなみに、ワンにマッサージしてやっているのは友人。
そ、そんなことでいいのか‥‥。
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| 03.05.Fri. |
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お櫃(おひつ)が届いた!
美しい曲げわっぱのおひつである。
話には聞いていたけれど、実際に使ってみると「こんなに賢いお道具はないわ!」と道行く人、誰彼かまわずつかまえて話したいくらい素晴らしい。
木がご飯の余分な水気を吸い取るので、少々やわらかめのご飯がちょうどよくなる。また同時に木は水分をほどよく保つので、少々水気が足りないご飯もおひつに入れておけばかなりいい具合になる。
そして、冷めても美味しいご飯。炊飯器の保温モードでは決して得られない快感だ。
ちょっとお高いお買い物だったけれど一生モノだし、これなら夫も納得するだろう。
南部鉄のご飯釜で炊いたぴかぴかのご飯を、おひつに移していただく。うふふ、なあんて幸せ♪
ご飯が美味しくて止まらなくなりそう!
☆今夜のお献立;
長いもといんげんのバター炒め、ごぼうのきんぴら風甘辛炒め、キャベツのポン酢おひたしツナ添え、納豆、冷奴、花豆の甘煮、わさび漬け、梅干、小松菜のお味噌汁、それにぴかぴかご飯。デザートはたんかん。
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| 03.04.Thu. |
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おおまかに言って、卵焼きには2通りの味がある。甘い卵焼きと、塩味もしくはお醤油味の卵焼き。
わたしはもともとは塩味派だった。
実家の母は、いつもほんのちょっぴりお醤油を入れた。中学高校の頃、お弁当に卵焼きが入っていると嬉しかったものである。
祖母の卵焼きもとっても美味しかった。祖母はいっしょに住んでいなかったが、たまに家に来るとお赤飯やクリームコロッケを作ってくれた。
ある日、祖母とふたりでお昼ご飯を食べることになった。
わたしは風邪か何かで学校を休み、母は出かけていた。母がおかずを作っておいてくれたが、祖母は台所で何か作り始めた。
すこしして、祖母は
「ほら、ばあちゃん特製の卵焼きじゃよ」と食卓に持ってきた。
ふわふわの黄色の玉子の中に、鮮やかな緑色のおねぎが水玉模様のようにたっぷり入っていた。
「わあ、おばあちゃん、これ美味しいねぇ」
「そうか、美味しいか。また作ってあげような」
祖母は嬉しそうだった。
娘である母はそういう卵焼きを作ったことがなかったから、あれは祖母が後年になってから編み出したレシピだったのだろう。
お醤油の味はほとんど入っていなかったと思う。お出汁が入っていたかもしれないが、シンプルな塩味が卵を引き立て、たっぷりのおねぎがぷうんと香るそれは美味しい卵焼きだった。
今考えると、日本酒にぴったりかもしれない。
2、3年前のこと。「だし巻き玉子の作り方を教えてほしい」と頼まれたことがある。
その頃、わたしは甘い卵焼きに凝っていた。甘くてこっくりしたお菓子のような卵焼きだ。
夫が甘い卵焼きが好きで、最初は抵抗していたわたしも、すっかり甘い卵焼きに慣らされていたのである。
その人には「ウチの卵焼きはかなり甘いから、お好みで適当に加減してね」と前置きをして、レシピを教えた。
数日して報告がきた。お出汁が効いてふわふわで美味しかったのだけれど、と気遣いを感じさせるメールだった。
「レシピより甘さをだいぶ控えたつもりなのだけれど、ダンナには甘すぎたようです。子供はお菓子みたいと言って喜んで食べていました」
ああ、申し訳ない!ご家族の好みをもっとよく訊いておけばよかった‥‥。
実はわたしは、我が家で好評な卵焼きだし、一応かなり甘いからと言っておいたし、きっとそのご家族にも好評だろう、と内心自信があったのだ。
ひどく反省した。そしてよくわかった。どんな味であっても好みにあっていなければ、決して「美味しい」にはならないということを。
味覚は千差万別である。思い込みも押し付けもしてはいけない。これなら誰もが美味しい、という正解も絶対基準もないのだ。
特に、卵焼きやお味噌汁など小さい頃から慣れ親しんでいる味は、その人の人生とともに深く舌に刻まれているのだからなおさらである。
あれから月日がたち、わたしの料理もだいぶ変わった。夫もわたしも、前よりずっと和食党に傾いてきた。
今のわたしはお出汁の塩梅に心を砕き、素材の味を生かすことをいつも考える。
卵焼きは相変わらず甘口だ。でも以前よりぐんと控えめ、あのときの半分以下の甘さだろう。その日のお献立や食べるひとの体調や気分で、さらにお出汁の分量や甘さ辛さを加減する。
注意深く作っても、これは完璧、と思うようなのはめったにできない。味が微妙に決まらなかったり、焼き過ぎたり、やわらか過ぎたり。
ほんとうに卵焼きは難しい。
だから上手にできたときは、今日のごはんはだし巻き玉子が主役です、と言いたくなるくらい嬉しくなる。
他方、オムレツを除いて、塩味系卵焼きはまったく作らなくなった。
でも、母が作るほんのりお醤油味の卵焼きは今でも大好きだ。祖母のねぎ入り卵焼きは、何度か真似て作ってみたけれど、あの味はいまだに再現できていない。
甘いのもしょっぱいのも自由自在に美味しい卵焼きを作れたら、どんなに楽しいだろう。
もっと歳をとったら、「わたしの卵焼き年表」なんてものを作ったらおもしろいかもしれない。
それとも、卵焼き専用のタイムカプセルが発明されたら買おうかな。
☆今夜のお献立;
生蕎麦、ほうれん草のおひたし、だし巻き卵、長いもの梅酢和え、
叩ききゅうりの納豆和え、わさびづけ。
★ご参考までに→ほんのり甘いだし巻き玉子のレシピ

お昼間、遊びに来た友人のお土産。
一日遅れの雛祭り気分を楽しんだ。
熱海の「間瀬」のお菓子。
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| 03.03.Wed. |
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雛祭りだけれど、全然まったく行事に関係のないお献立。
こういう和食はやっぱりほっとする。
今年はさっぱりお雛祭りする気分じゃなかった。ひなあられは先週、とっくに食べちゃったし。
ちょっと体調不良だと、お雛様を飾ろうとか散らし寿司でも作ろうという気分にもならない。
我が家のワンは男の子だし、お祝いしなくてもよしとしよう。(そもそも我が家のワンはもういい年のオジサンなのだけれど。)
そういえば、桜餅や上生菓子も食べなかった。
甘酒は買ってあるから、明日作ることにしましょう。
☆今夜のお献立;
ゆばと野菜の薄煮(キャベツ、長いも、にんじん)、かますの一夜干し、
だし巻き卵、お味噌汁、きゅうりのぬか漬け、納豆、花豆甘煮。
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| 03.02.Tue. |
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晩ご飯の準備もせずにぐずぐずしているうちに、10時を過ぎてしまった。もうあと2、30分で夫が帰ってくる。
パスタにすることは決まったけれど、今から食べるのだからカルボナーラのような重いソースのはイヤだし、トマト味も気分じゃない。
キャベツがあるから、焼きそば(の麺)でも買っておけばよかったかしら、と冷蔵庫をのぞいてひらめいた。
そうだ、キャベツたっぷりのパスタにしよう。
お肉の変わりにツナ缶を使って、お手軽に作ることにした。
「思ったより美味しいよ」
と夫はワインを飲みながら、パスタをぱくついた。時計はもう11時近かった。
「ほんとは、遅い時間にパスタはどうかしらと思ったけれど」
「ツナのスパゲッティというのが、夜食っぽくていいじゃないか。たまにはこういうのもいいねぇ」
そういえば新婚の頃は、よくこんな感じのツナ缶パスタを作って食べた。ちょっとチープな若いかわいらしいパスタを思い出して、「たまにはね」とにっこりした。
とはいえ、今夜のお夜食ツナパスタの方が数段美味しかったのは言うまでもない。
☆今夜のお献立;
お夜食ツナパスタ、いちごヨーグルト、ワイン。
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★お夜食ツナパスタの作り方;
1)キャベツをざくざく短冊切りにする(2人分で3〜4枚)。
オリーブ油ににんにく、タカノツメ、アンチョビー(フィレ2〜3枚)とともに炒める。
2)パスタを茹でる。茹で時間は標準より30秒短く。
3)1のフライパンに2のパスタ、茹で汁を入れて混ぜる。
ツナ缶を軽く汁気を切って加え、続けて粉チーズ、塩コショウで味を調える。ツナを加えてからは加熱時間はきわめて短く!
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| 03.01.Mon. |
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ほうれん草が3束もある。
おひたしやバターソテーも好きだけれど、もっと効率よく消費するために、今夜はほうれん草のカレーに決定。
まず玉ねぎ、にんじん、セロリ、にんにく、生姜をフードプロセッサーでみじん切りにする。
フードプロセッサーはなんて素敵な機械なのだろう。
ざくざく切ったものを入れて、フタをかぱっとかぶせてスイッチオン。ビイーンと刃が廻って、あっという間にみじん切り。
こんなベンリな機械、大昔の主婦が見たら、きっと腰を抜かすに違いない。
ラクラクとみじん切りができたら、フライパンでじっくり炒める。
これは入れなくてもいいのだけれど、豚肉の小間切れも入れた。
炒めている間に、ほうれん草1束(一把)をさっと茹でて、これもフードプロセッサーへ。
どろっとしたペースト状にするのならばミキサーの方がいいけれど、大きな機械をふたつも汚すのは後片付けが面倒だ。
みじん切りペーストのほうれん草は、香味野菜となじみがいい。家庭でささっと作るなら、このくらいで十分だろう。
全体をよく炒めたら、カレーパウダー、水、牛乳、バルサミコ酢、トマトケチャップなどを入れる。牛乳でなくてココナツミルクだったらもっといい。
冷凍庫にちょっぴり余ったカレールウがあったから、これも放り込んでぐつぐつ煮ること15分。
半熟の卵焼きを乗せて、カレーととろとろの黄身を混ぜて食べるとなかなか美味しかった。
ところで、ほうれん草といえばポパイの缶詰を思い出す。
昔はごはんにほうれん草が出てくると、
「ほら、ポパイもほうれん草をもりもり食べて元気になるでしょ。しっかり食べなさい」とよく言われたものだ。
別にほうれん草は嫌いじゃなかったし、ポパイになりたかったわけでもない(もしなるなら、ポパイよりオリーブの方がいいし)。
でもそんなふうに言われると、ついつい一生懸命を食べていた気がする。ふふ、子供の頃のわたしって素直、というか単純だったのね。
しかし、ポパイのスピナッチ缶、いまだに見たことがありません。
アメリカのスーパーマーケットに行けばあるのかしらん。
☆今夜のお献立;
ほうれん草のカレー、玄米ご飯、きゅうりの塩もみ、たんかん。
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