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June,2002
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大人のちりめん山椒。
炊きたてのご飯に、ちりめん山椒はいかがですか?きっとご飯をお代わりしたくなりますよ。
蒸し暑い日には、冷奴の上に、薬味代わりに乗せて食べるのも美味ですね。日本酒党には、ちりめん山椒をおつまみに冷酒をちびりちびり、というのも格別です。
今日は、季節の味、自家製「ちりめん山椒」をご紹介しましょう。
そもそも、ちりめん山椒を手作りするきっかけとなったのは、去年、友人のお母さまからいただいたお手製のちりめん山椒でした。
手書きの「ちりめん山椒」という墨の文字も美しい包装を開けると、薄いべっ甲色のちりめん山椒が現れました。
ちりめんはしっとりと柔らかく、お庭で採れるという山椒の実はぴりりと辛く、くどい甘さが無い、すっきりと引き締まったオトナのお味。
家族はもちろんのこと、味にうるさい友人たちも絶賛しました。
おうちで、こんなに美味しいちりめん山椒が作れるなんて、、、。ひと口食べて、わたしは密かにため息を漏らしたのでした。
あれから季節は巡り、生の山椒の実が出回る季節がやってきました。見るとあら、大地宅配の注文書に「実山椒」が載っているではありませんか。
あのちりめん山椒を作ってみたい!いそいそと注文しました。
翌週、惚れ惚れするような立派な実山椒が届きました。思っていたよりもずっと大きなその青緑色の実からは、清涼感のある独特の香りがツーンとしてきました。
さっそく、友人のお母さまにお電話です。おばさまはもう何年も、この季節にはちりめん山椒を作り続けているそうです。
「おばさま!あの美味しいちりめん山椒の作り方、教えていただけませんか」
「もちろんよ。簡単だから、生の実山椒が手に入ったのなら、ぜひぜ作って御覧なさい」
快く、作り方を伝授してくださいました。
数日後。
「おばさま、作ってみました!おばさまにはとても敵わないけれど、でも、とても美味しいちりめん山椒ができました」
「そう、よかったわぁ。私のいい加減な教え方で大丈夫だったかしら、と心配していたんですよ」
「いえいえ、ほんとに美味しいレシピをありがとうございました。家族にも大好評です。微妙な加減はまだまだなので、また来年作ってみます」
「ふふふ、あれはね、毎年作っていてもすごく上手にできる年とそうでもない年とがあるのよ。作り続けていくと、そのうちカラダが憶えて加減できるようになるわよ」
達人への道のりは長くとも、その道の入り口を教えていただいて、わたしの宝物がひとつ増えました。
ちりめん山椒の美味しさは、ほどよくしっとりと炊き上がったちりめん、そしてぴりっと辛い実山椒に、その醍醐味があると言って良いでしょう。
調べてみたら、実山椒はジャパニーズ・ペッパーとも呼ばれ、健胃整腸作用
、解毒殺中作用、)利尿作用などがあるそうです。暑い土用の丑の日の鰻の蒲焼に粉山椒を添えるのは、なかなか理にかなっていることなのです。
山椒は小粒でもぴりりと辛い
こんな有名なことわざがありますね。これは、
「山椒の実はごく小さいのに、ひりひりするくらいとても辛いことから、身体が小さくても、才能や力量が非常に優れていることがあるので侮れない。」
という意味です。
山椒のような人になりたいな、とふっと思いました。
つまり、わたしには立派な肩書きも華麗な地位も名誉も無くて、ちっぽけな存在にすぎないけれど、どこか印象深い人、ぴりりと存在感ある人。
そういう人でありたいなぁ。ううむ、精進精進、、、。
こんなことを考えながら、残りご飯をちりめん山椒でかきこむわたしは、きっと、山椒が辛くて眉をひそめているような顔をしていたことでしょう。誰もいなくてよかったよかった(苦笑)。
おばさまから教えていただいた「オトナのちりめん山椒」のレシピ。実山椒の出回る時期はごくごく短いので、今年はもう間に合いませんが、どうぞ来年の参考にしていただければと思います。
おばさまのレシピより、ほんの少しだけ、甘みを足してありますが、出来上がりはほとんど甘みが無いすっきりしたお味になります。
生の実山椒が手に入る方は、ぜひお試しを!
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がんばれニッポン!
6月きっかりから始まった、サッカーW杯。
今週末からは、いよいよ決勝トーナメントに入ります。にわかサッカーファンのわたしも、しっかり毎晩のように、テレビ観戦を楽しんでいます、ハイ。
先日、ある政治家が
「猫も杓子もサッカーサッカーと言っていますが、(あと略)」
と、発言しているのを見ました。
ん?我が家のことですか?いいじゃないねぇ、猫でも杓子でも(笑)。だって、日本でW杯開催なんてもう一生無いかもしれないんだし、これだけテレビで放映されているんだし、日本代表も素晴らしい活躍をしているんだし。
刺激的なゲーム、波乱含みのトーナメント、選手やサポーターから伺えるお国柄などなど、楽しめることがいっぱいなんですもの!
ただ困るのは、一般の地上波テレビでの放映時間。やや遅めのお夕食が多い我が家では、試合の時間がごはんと重なることが多いのです。
どうしても見たいゲームのときには、テレビが気になって気になって、落ち着いてお料理ができません(苦笑)。
仕方が無いので、放送が始まる前にあらかたお料理を済ませておいたり、試合前半はガマンしてキッチンに立ち、後半にはゆっくりと(テレビと共に)食卓を囲む作戦に励んでいます。
当然の帰結ながら、凝ったお料理や手間のかかるお料理は却下。
でも、『おうちごはんは楽しく美味しく!』というのが、食いしん坊の我が家の基本であり、おうちごはんを大事ににするキッチンひめのモットーです。
そして、どんなに余裕がなくても、なるべく・できる限り・心がけとして(、、、だんだん弱気。汗)、お料理の色や盛り付けなどに、食欲をそそる美しさが欲しい、、、。
そこで、色にこだわる、こんなごはんを作ってみました。
この日は大地宅配のお届け日だったので、青々したお野菜がたくさん届いていました。
お献立を考えよう、とキッチンでお野菜をながめているうちに、目にまぶしい、はじける緑色をお皿に閉じ込めてみたくなったのです。
ついでに、グリーン≒青、で、食卓から日本の応援の気持ちも込めて! ←う〜ん、さすがにコレはちょっと苦しい(笑)。いいのいいの、大事なのは気持ちだから。がんばれニッポン!
白いお皿に濃淡明暗さまざまのグリーンが乗ったら、食卓は、ひゅひゅ〜と口笛でも吹きたくなるような楽しさです。食後は、爽やかな満腹感と軽やかな満足感が訪れました。
今日14日は、日本中が注目している日本vsチュニジアですね。午後はコレでしょ、夜はポルトガルvs韓国も見なくっちゃ、でしょ。大忙しの一日になりそうです。
わたしもテレビの前で、青いお野菜をメガホン代わりに握り締めて(?)、日本チームの応援に励む予定です。
どうか、悲願の決勝トーナメント進出を。
がんばれニッポン!頼むぞ、トルシエ・ジャパン!

☆青いお野菜の温かいサラダ
1、耐熱皿に、野菜を重ならないように並べ、
美味しいお塩をぱらりと一振り。
2、ラップをして、数分間、電子レンジにかける。
3、野菜を盛り付け直して、EXバージンオリーブ油をかける。
*)とってもシンプルですが、
それぞれのお野菜の甘みと旨みがじっくりと味わえます。

☆ズッキーニとグリンピースの透明なスープ
1、豚肉or鶏肉の茹で汁で、透明なブイヨンを作っておく。
これは自家製ハム作りの過程でできた
黄金に輝く透明なブイヨンです。(ハムのレシピは後日)
2、ズッキーニとグリンピースを、ブイヨンで静かに煮る。
塩コショウでスープの味を調えてできあがり。
*)しみじみ優しい味わいの、食べるスープです。

☆アスパラガスのリゾット
1、アスパラガス(2束以上)はさっと塩茹でし、
3分の2はブレンダー(ハンドミキサーorフードプロセッサー)で
粗いペースト状にカットする。
残り3分の1は下半分は粗く刻み、穂先は飾り用に取り分けておく。
2、ブイヨンを温めておく(上のスープのブイヨンを利用)。
3、生のお米をお鍋に入れ、みじん切りの玉ねぎとともに、
透き通るまでオリーブ油で炒める。
(お米は洗わないのが基本だが、1回だけ水洗いしても可。)
4、温めたブイヨンを加え、さらにアスパラの茹で汁少々も入れる。
続いて、1のアスパラのペーストと刻みを入れる。
5、お米が芯のある柔らかさになったら、
たっぷりのパルメサンチーズ、塩コショウ、
アスパラの穂先とEXバージンオリーブ油を加える。
(チキンブイヨンの場合は、コク足しにバターを加えてもよい。)
*)口当たりはあっさりめですが、
パルメサンチーズと、オリーブ油と旨みを吸ったお米で
どっしりした満腹感を得られます。
**********
この他に、半熟目玉焼きがありました。
好みでリゾットに添えて、崩して食べるのも美味しい〜。
物足りない場合は、
ハムステーキなどを添えると良いかもしれませんね。
楽しい色あわせの食卓、あなたも遊んでみませんか。
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入梅。
昨日、関東地方以西が梅雨入りしたようです。
今日のトウキョウは昨日までの、真夏のような蒸し暑さと日差しとは打って変わって、朝からどんよりしとしと。窓を開け放しておくと、少し肌寒いくらいです。うっかりお風邪をひかないよう、あなたもわたしも、気をつけましょう。
「入梅」とは辞書によると、
雑節の一。太陽黄経が八〇度に達した時。暦の上で梅雨期に入る日で、六月一一日頃。また、梅雨(つゆ)の季節になること。つゆいり。
と、あります。
また「雑節(ざっせつ)」とは、収穫や生活上にかかわる特別の季節を示すもので、
暦で、二十四節気以外の季節の移り変わりの目安となる日の総称。節分・八十八夜・入梅・半夏生(はんげしよう)・二百十日・土用・彼岸(ひがん)など。
を意味します。
今年の入梅は6月11日、とされていましたから、まさに雑節どおりの梅雨入りとなったわけです。
わたしは食欲ががたっと落ちる、ということはあまりないのですが、梅雨時のムシムシじめじめは苦手。食欲も、すこしは落ちるというものです。
梅雨入り初日の昨日も、ごはんを用意するのも食べるのも、少々意欲減退気味でした。かといって、毎日麺類というわけにもいかないし、でも、重たいものは嫌だな、、、。
そうだわ、美味しいご飯(銀シャリ)にしよう!
ヘンなの。とお思いの方もいるかもしれませんね。実は我が家は、平日の和食は玄米などを混ぜることが多く、銀シャリはあまり登場しないのです。
美味しいご飯といっても、飯釜や土鍋で炊くわけではなく、備長炭を入れて炊飯器のスイッチオン!するだけです。それでも、炊きたてのご飯ってやっぱり美味しいなぁ、と小さな感動があります。
そんなわけで、夕べのごはんは、炊きたてご飯がメインのお献立となりました。高齢者向けのような少々地味なお献立、おまけにちょっと塩分高めだと思いますが、なんとなく食欲が無いときには、こんなお献立もいいですよね。
「ううむ、困るなぁ。ご飯がいっぱい食べられちゃうよー」
「ふふ、どうぞお代わりしてください♪」
オットがぱくぱく食べたのはもちろん、結局、わたしの食欲不振もどこかへ飛んで行ってしまったのでした(笑)。

炊きたて銀シャリ
いただきものの美味しい辛子明太子
自家製ちりめん山椒
薬味たっぷりの冷奴と納豆
玉ねぎの梅肉ポン酢和え(レシピは下)
高野豆腐と椎茸の含め煮
ウインナーソーセージ
きゅうりのぬか漬け
もやしのお味噌汁
1、玉ねぎは薄くタテ方向にスライスし、
酢水にさらした後、塩もみし、さっと水洗いする。
2、梅干は果肉を細かく叩き、
青じそを千切りする。
3、ボウルに玉ねぎ、梅肉、ちりめんじゃこを入れ、
かつおぶし少々とポン酢を加えて混ぜる。
青じそをトッピングしてできあがり。
※玉ねぎのさらし具合は好みで調節すること。
お酒の肴にもなる、あっさりした和え物です。
小さなおかずに、ぜひお試しください。
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困ったときの魚頼み?
一般的に、家庭料理の中でメイン(主菜)として最も登場回数が多いのは、お肉でしょう。
でも、お魚って、とっても使いでがあるんですよね。焼いても煮ても揚げても蒸しても、さらには生でも干しても(このあたりはお魚の独壇場!お肉はなかなかできない)、美味しく食べられます。ちょっとお高いお魚もあるけれど、お手ごろな価格のものも多い。おまけに、DHAなどなど栄養も高い。
こうして並べてみると、お魚は、家庭料理の食材として非常に優れていることがわかります。
我が家では週に何度か、お魚デーがあります。一週間のお献立のバランスとか、栄養とか、もちろんそれも考えにあるのですが、そのほかにヒミツの理由があるのです。
実は「困ったときのお魚デー」なのです(苦笑)。
お献立に困ったときや、ちょっと疲れているとき、冷凍庫にストックしてある切り身や干物がとても重宝するのです。
新鮮なお魚を毎日、というには程遠いですが、それでも我が家はいろいろな形でお魚を楽しんでいます。
ところが悲しいかな、最近はお魚の消費量が減っているとか。理由はさまざまでしょうが、自分でさばくことができない、触れない、魚焼きグリルが汚れる、骨を取って食べるのが面倒だ、お料理がワンパターンになる、などが理由の一端のようです。
まあね、その気持ちもわからなくもない。でも、すこし工夫すると、きっともっと楽しくもっと気軽にお魚が美味しく食べられます。
ということで、お魚のお料理をご紹介。どちらも美味しくてオススメです。
お話しているうちに、♪さかなさかなさかな〜♪と例のヒットソングが、頭の中でぐるぐる回り出しました。
今夜は何にしようかしら、うーん、鯵の塩焼きか鮭のムニエルかなぁ、、、あっ、やっぱり「困ったときの魚頼み」ですね(笑)。

1、鰯はアタマ、エラ、ハラを取ります(大雑把でよい)。
今回は、大地宅配で買った
処理済で冷凍されているものを使ったのでラクチン。
解凍して水気をよく拭き取り、
両面にオリーブ油とお塩をまぶしておきます。
2、耐熱オーブン皿にオリーブ油を薄く塗る。
ザク切りの玉ねぎといんげんを敷き詰め、白ワインと塩コショウをふる。
3、イワシを並べて、
ザク切りのトマトを、隙間を埋めるようにたっぷり並べる。
全体に塩コショウ、ドライバジルをふり、オリーブ油をかけまわす。
温めたオーブンで、220度約15〜20分焼いて出来上がり。
お好みで、レモンを絞って召し上がれ!
ふっくら焼けるイワシは、フォークで簡単に身がはずれます。
お野菜がお魚の旨みを吸って、とっても美味しい〜。

1、できるだけ添加物の入っていない「まぐろのすきみ」を用意する。
長ねぎのみじん切り、マヨネーズ少々、お醤油ほんのちょっぴりを
よく混ぜておく(マヨはごま油でもOK)。
2、ほどよく熟したアボカドを用意する。
細かくカットし、レモン汁少々、お醤油とお塩少々をふっておく。
3、お米にお醤油とお塩少々、小さい昆布を入れて炊く。
炊き上がったら、
細かく切った甘酢生姜(ガリ)とその漬け汁と胡麻を混ぜる。
4、器に、酢飯、ねぎとろ、アボカドをのせ、
海苔と青じそをトッピングしてできあがり。
お好みで、わさび醤油を添えて召し上がれ!
カリフォルニア巻きならぬカリフォルニア丼。
家族には大ウケでした♪
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どうもありがとう!
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おかげさまで、「キッチンひめ」は3年目に入りました。
正直なところ、開設当初はいつまで続けられることやら、と思っていました。
振り返ってみれば、更新が順調なときも辛いときも、いつもみなさまのご愛読によって支えられてきました。
また、掲示板への書き込みやメールなどで励まされたり、わたし自身、多くのことを学ぶ機会もいただきました。
ほんとうにありがとうございました。
今では「キッチンひめ」は、わたしの生活の大切な一部であり、ライフワークのひとつでもある、と言っても過言ではありません。
これも家族の理解と協力があってこそで、家族にも感謝したいと思います。
わたしの都合で、ときどき更新が滞ってしまうこともありますが、可能な限りサイトを続けていきたいと思っております。
そして、食べること・お料理することの大切さ、楽しさを、わたしなりのカタチでお伝えしていきたいと思います。
「キッチンひめ」が、みなさんの毎日のお食事が楽しくなる小さなヒントになったり、あるいは、食を考えるささやかなきっかけになれば、幸いです。
これからもご愛読、よろしくお願い申し上げます。
ひめ |
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