since 09/2001
主婦『ひめ』が書く「キッチンひめ」の食のエッセイです。
上から日付が新しいエッセイになっています。
   
  ★このキュートな「ひめキャラ」は読者のともみちゃんが作ってくれました! 
September,2003
→先月の「美味小話」はコチラ
今日の美味小話 *  9/25

 釜飯で秋刀魚、秋到来。

 台風が残りの夏を吹き飛ばし、代わりに秋を運んできました。
 お部屋の中でも、半袖からのぞく肌が冷たくなります。長袖が恋しくなると、味覚の秋もいよいよ本番ですね。

 先日、軽井沢にいっしょに行った友人にメールしました。
おぎのやの器でご飯を炊いてみました。おいしい!
 我が家のブームになっています。
 お釜のご飯と秋刀魚とお漬物、お味噌汁ですごーく幸せになります♪
 食べに来てね!


 すぐに返信が来ました。
釜飯いいですね〜。
 そんな再利用の仕方があったとは気付きませんでした。
 さすがですねぇ(唸)。是非食べたいです!
 今週末あたり、またまたおじゃましてもよいですか?


 というわけで、週末、彼もいっしょに釜飯ご飯を楽しむことになりました。
 彼は肩を雨で濡らしていることなどちっとも気にする様子もなく、栗のケーキを携えて、にこにこ顔でやって来ました。
「ほら、こうして炊くのよ」
と、洗ったお米を入れたお釜を見せると、おおーっと彼は感嘆の声を上げました。
「すごいねぇ。植木鉢にする以外にちゃんと使えるんだね」

 驚くのはまだまだこれから。
 一人分ずつ炊き上がったお釜のフタを開けると、もわふわっと湯気が立ちます。
「どうかしら、ちゃんと炊けている?」
「うん、今日もよく炊けている。美味しそうだよ」
 判定を出すのは、米どころ出身の夫です。
「わあ、ホントに美味しいです、おいしい!」
 殿方ふたりの顔に笑みが咲きました。
 ヨカッタヨカッタ、秋刀魚も焼きあがったし、さあさ、たんと召し上がれ!

 お献立は、ごくごく普通の気取りのない家庭料理。
 独身の彼はこういうごはんをとても喜んでくれます。
 彼とわたしたち夫婦は、学生時代からのお付き合いです。
 だからこそ余計に、なんてことないフツーの食卓を囲んで、季節の味をいっしょに楽しみ、共に笑い寛ぐことが、互いにとって大切な時間だとわかっているのです。

 ごはんをすっかり胃袋に収めて、彼は帰っていきました。
 ああ、我々も満腹。美味しかったねぇ。
 と、そこへメールが。
今日は秋尽くしのおかずにお釜ご飯、とても美味しかったです。
 ありがとうございました

 律儀な彼です。

 夫婦の満腹の会話は、彼の帰宅後も続きます。
「新米が出たら、お釜で炊かなくっちゃね」
「おお、それは欠かせないね。きっとウマイよ。
 あと栗ご飯や、きのこや鶏肉ごぼうで炊き込みご飯も作って欲しいな」

 我が家の秋の美味しい計画は、どうやら尽きることがないようです。




釜飯で秋刀魚、のためのお献立




左)香ばしい焼き茄子の出汁浸し
美味しい焼き茄子の作り方
美味小話2002.7.15

中)温泉卵 オクラと生姜添え
温泉卵の作り方
加熱すると、生卵よりも甘みが出て、またご飯にも絡みやすくなる。
炊きたてのご飯にかけて食べると美味しい!


右)里芋のグラタン
ごく薄切りにした里芋はさっと茹でて、
和風のホワイトソースとトマトソース、チーズをかけて焼く。
あっさりこっくり秋の味。
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おぎのやの「峠の釜飯」のお釜で炊く釜飯。
ちょうど1合炊けます。

釜飯の器でご飯を炊く方法

(1)洗ったお米をお釜に平らに入れる。

(2)お水を入れる。目安の水位は;
お米の表面から測って、人差し指の第一間接よりやや下。

※このとき、お釜の外側を濡らさないように。
特に底の水気はよーく拭き取りましょう。

(3)フタをして最初は強めの中火。
沸騰したら、フタを取り、菜箸で底からぐるぐると2、3回混ぜる。

(4)ごく弱火にして、フタをして約5分。
途中、吹きこぼれてきたら、ほんの少しフタをずらす。

(5)シューシュー湯気が出なくなったら、しっかりフタを閉める。。
一瞬強火にして、すぐに火を止め、そのまま15分間、蒸らす。
フタを開けてはイケマセン。


お釜の内側にたっぷり釉薬を塗られているので、
おこげがひどくこびりつくことはありません。

炊きたては特に、炊飯器とは比べ物にならない美味しさ。
空き容器をお持ちの方、ぜひお試しくださいね。
(※おぎのやHPでも「空いた釜を利用したご飯の炊き方」が紹介されています。)


→☆食欲日記9/13でも釜飯について書いています。
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厚岸のさんま。やっぱり塩焼きがイチバン!
お酒は「越の寒梅」。

秋刀魚の塩焼きの美味しい焼き方
  →美味小話2002.9.26
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かぼちゃと小豆の薄煮

かぼちゃを、お出汁、みりん、薄口醤油で薄味に煮る。
かぼちゃが柔らかくなったら、
甘く煮た小豆、千切りの新生姜を入れて、ひと煮立ちさせる。
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自家製ぬか漬けとお味噌汁。
四葉きゅうりは歯ざわりよく、風味も豊か。
秋茄子はとってもジューシーで甘みがある。

お味噌汁は、自家製お味噌にお豆腐、たっぷりの刻みねぎ。
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しめくくりの甘味。
これがなくっちゃ、ピシッと締まらないものね。

左)大地宅配ぶどう食べ比べセット
左の大きい粒は巨峰
奥の小粒の濃い色はスチューベン
(ニューヨーク生まれの品種で、糖度が高く酸味が少ない。)
右の黄緑色はネオマスカット
(「アレキサンドリア」と「三尺ぶどう」の交配種で、
岡山生まれ。香りがとてもよい。)

右)アンジェリーナのモンブラン
お土産にいただいたものです。
どっしりしたマロンの味、こっくりした甘み、
大好きなケーキです♪
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今日の美味小話 *  9/19

 軽井沢でプチ避暑。

忘れていた夏を取り戻すかのように、太陽はシャカリキ。
トウキョウは連日30度を越える暑さです。
遅い夏バテ?にお気をつけてくださいね。

今日は、少し前に訪れた軽井沢の様子をご紹介しましょう。
秋の空気を感じていただけると嬉しいです。



万平ホテルで朝食



年代を感じさせる建物が、
深い緑に優しく包まれています。




窓際の席は、表情豊かな庭の景色もごちそうです。




時間が止まったような風格あるダイニング。
ひっそりと落ち着いた雰囲気です。

卓上の白い清楚な花が、すがすがしさを添えていました。

年かさのウエイターに尋ねると、
「すいかずら」だと教えてくれました。

彼はゆっくりとした口調でこう続けました。

「これは山のすいかずらでしてね。
出入りしている花屋が毎日、山を歩いて花を探してくるんですよ。

それがまた、おもしろい花屋でしてね。
花は足で活けるものだ、なんて申すのでございます。

普通はバラなどを飾るところでございますが、
東京からいらしたお客さまに、東京でも見られるバラよりは、
軽井沢らしい方がよろしいかと、わたくしたちも思っております」

それはほんとうに素敵なことですね、と言うと
彼はにっこりと笑みを返しました。





朝食。コンチネンタル・メニュー。
フレッシュ・ジュース、コーヒーか紅茶、
トースト、卵料理とソーセージかハムに温野菜の付け合せ。




こちらはわたしがいただいたサラダ・メニュー。
フレッシュ・ジュース(桃)、紅茶、
自家製ヨーグルトと軽井沢のはちみつ、
水々しくて香り高いサラダ。
ごまドレッシングが美味しくて、買って帰りました。

万平ホテル



ミカドコーヒーのモカソフト



ミカドコーヒーは、旧軽井沢銀座の老舗の珈琲専門店。
モカソフトが大人気。



思ったよりも、さらっとした味わい。
コーヒー味がでしゃばりすぎず、さわやかに広がる。
男性でも軽くぺろりといけます。

ミカドコーヒー
 →参考ページ 



腸詰屋のソーセージ



軽井沢に詳しい複数の友人から、
「腸詰屋は美味しいよ」と聞いていました。

ドイツ人マイスター直伝の伝統的製法で作られたという、
ハム・ソーセージ・ベーコンサラミ等の専門店です。
軽井沢に何店舗かあるようです。

どのソーセージも美味しいけれど、
昔ドイツで食べた味が忘れられない夫は、
フライッシュケーゼがことのほか気に入ったようです。
(→食欲日記9/11

その場で食べられるホットドッグのようなサンドも人気。

腸詰屋
(写真は軽井沢会テニスコートの脇のお店)



メルシャン軽井沢蒸留所



モルト(ウイスキー)が趣味の夫が、
どうしても行きたかった軽井沢蒸留所。
美術館やレストランが併設されており、
コンサートなどのイベントも行われているようです。

つたが絡みついた建物、手入れの行き届いた白樺、
ヨーロッパの風景を思わせる、美しい景色です。




ミュージアムショップは品揃えも豊富。(上)

蒸留所の建物も美しい。(下)










見学の後、試飲ができます。
無料の1杯のほか、有料のもいくつか味わって、
購入するものを真剣に選ぶ、選ぶ。

「ヴィンテージ・シングルカスク・モルト」が旨かった!


敷地内はベンチがあったり、小さな散策コースがあったり。
のんびり過ごすと、とても気持ちがいい。
ワンも遊びに来ていました。










男性にも女性にもオススメです。

メルシャン軽井沢蒸留所




秋風そよぐ軽井沢

日中の日差しは東京と変わり無く強いけれど、
日が傾いてくると、
さっと風が変わり、秋の気配が濃くなります。










帰宅して、翌日の朝食はすっかり軽井沢モード。



French Bakery(※)のパン、腸詰屋のソーセージ、
たっぷりのサラダには万平ホテルのごまドレッシング。
それに、冷たいミルクとコーヒー、ぶどう。

French Bakery /フランスベーカリー
ジョン・レノンがここのフランスパンがお気に入りだったことは有名。
旧軽井沢銀座にある。
お向かいに、こちらも人気のパン屋さん「浅野屋」がある。



食欲日記9/5〜7でも軽井沢のことを書いています。


→先月の「美味小話」はコチラ