No.6
(2001年5月18日)
日本はゴールデンウイークも終わり、もうじき、いや〜な梅雨の季節です。
ドイツが日本よりも良いのは、なんといっても梅雨が無い事でしょう。
とはいえ、6〜7月は夕立ちが起こりやすく、例え 朝はお天気でも夕方にはシャワーに見舞われます。
ドイツでは、傘はいつでも必需品。
けれど、日本のように湿度が高くないので非常に快適に過ごせます。

よく友人から「ドイツはいつ観光するのが一番いいのか?」と聞かれますが、
私は初めて観光するなら、イースター明けの5月〜8月(中旬まで)だと思います。
理由はこの時期というのは、とても日が長く、最も日の長い時で夜11時近くまで明るいのです。
ですから観光するにはうってつけです。
また、夏には各地で有名なお祭り(例えばディンケルスビュールの子供祭りや、ハーメルンのネズミ捕り男の野外劇など)があるので、写真の撮りがいもあります。



そしてドイツといえば古城!

ライン河沿いの古城ライン河沿いの古城プファルツ城(川の中州にあるお城)

この時期は、お城の内部を見学出来るという事も魅力です。
お城の地下のワインケラーを見たり、大きなかまどのある厨房を見学するのも面白いですよ。
お城は冬期に修復工事をする事が多く、その期間中、閉鎖してしまう事が多いのです。
例え見学可能でもお城は大抵、山の上にあるので、冬に行くとなれば雪を覚悟しなければなりません。


その他、オフシーズンとなるとライン下り等の観光船の本数も極端に少なくなります。

観光船ローレライ


...とはいえ、秋にモーゼル川やライン川沿いの葡萄畑が黄葉する風景や冬のクリスマスマルクトも可愛いので、何時が一番いいかは、その人次第といったところでしょうか。。。
ちなみに私は秋が一番だと思っています。。。(えっ?私の意見はどうでもいいって?)
........なんだかドイツの観光案内みたいになってしまったので、この辺で話を本題に戻しましょう。

今回はドイツの旬の食材のご紹介をさせて頂きたいと思います。




この時期にドイツを訪れるご予定の方は是非、試して頂きたいのがコレ。白アスパラ/白アスパラのスープ

シュパーゲル(Spargel)こと白アスパラです。

今では、アフリカやギリシャの輸入品が出回り、ドイツ国内でも年間通して入手可能となりましたが、やはりこの時期のシュパーゲルは違います。
特にドイツ人は『ドイツ産シュパーゲル』にこだわりがあり、ドイツ産を好んで買います。
何故ゆえにこだわるのかというと、ドイツ産のは白アスパラが市場に出るのは初夏のほんの数カ月という短い期間だけ。
まさに旬の食べ物なのです。

グリーンアスパラよりも厚く皮を剥き、根元を多めに切り落とします。
この皮と根元でスープを作り、穂先きは少量の砂糖と塩とバターを入れ、20〜30分茹でます。
茹で上がったらザルにあげてオランデージュソースというバターと卵の黄身で作ったソースをかけて頂くのが一般的です。
白アスパラはさしずめ、ドイツの筍とでも言いましょうか。
この時期になると、レストランやビアホールには季節限定でシュパーゲルメニューが組まれます。
アスパラは白の他にも紫、緑があり、どれも同じ物なのですが
栽培の違い(白はお日さまに当てない様に育てるので手間がかかる)によって味や食感が異なってくるのだそうです。
瓶詰めで売っている物とは大違いなので、この時期にドイツへいらっしゃる方は是非、一度お試しを....。
またこれからの時期はさくらんぼ(Kirschen)ベーレン類(ラズベリー、いちご、すぐり、ブルーベリー)が美味しい季節です。

同じ時期、ラバーバー(Rhabarber)も美味しいです。
ラバーバーはダイオウの事で、見た目は赤いセロリのようです。
価格は日本の半額以下で購入できるので、観光でいらした時は是非、町の市場で探してみてはいかがでしょう。


マルクト(市場)〜右側はニュルンベルグのマルクト

ではの旬は...といえばやはりキノコ(Pilze)でしょうか。

日本のようなキノコではありませんが、アンズ茸シュタインピルツ(Steinpilze......イタリアのポルチーニ茸のこと)といったキノコが市場に顔を出します。
シュタインビルツ(ボルチーニ茸)

この松茸のようなキノコはシュタインピルツ(ボルチーニ/右画像)。
これを、生のままカルパッチョ風にして食べると美味です。
(これは新鮮なものでなければできません)。




他、生トリュフも売っています。
トリュフは木箱にお米を入れてその上にトリュフを乗せて売っているのです。
その為に小鳥がお米をついばみに来ます。なんとのどかな風景でしょう!
そして冬。グリューンコール(ケール)〜真中はスープ、下は付け合わせのソテー
の旬なんてあるの?と言われそうですが、ちゃんとあります。

その名はグリューンコール(Gruenkohl)


先のドイツの首相のコールさん、ドイツでコールといえばキャベツのことなんですが、この「グリューンコール」直訳すると緑キャベツ。
これは青汁でお馴染みのケールなんだそうです。
キャベツの原種といわれるこのケール。


とても固くてアクが強いので生食はできませんが、これをクタクタになるまで煮詰めて裏ごししてスープにしたり、ソテーにして料理のつけ合わせにするのです。
ビタミンが大変豊富なので、冬の食卓には欠かせない野菜です。
その他、ちょっと珍しい野菜のご紹介を。


珍しい野菜たち
まずは赤いじゃがいも
これ、さつまいもじゃないですよ。

ちりめんきゃべつ
これは煮込むと甘味の強いきゃべつ。美味しいですよ。

ビーツ
これはボルシチを作る時や酢漬けにします。

紫色のカリフラワー
.......これは日本にあるのでしょうか?
などなど....
ちなみに今でこそ、ドイツのスーパーでも大根や白菜が手に入るようになりましたが、以前はドイツのスーパーでは入手不可だったとか。
また、えのき茸やしめじ、日本のごぼう等は日本の5〜10倍の値段だったりします。
海外にいると、えのきやしめじは高級品なのです。
本当は今回、ケルンの町とドイツ料理のご紹介の予定でしたが、
一部の画像が間に合わなかった為、次回とさせて頂きます。
          
それではまた!!
 Auf Wiedersehen!

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