No.7
(2001年7月4日)
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いよいよ夏も本番となりました。
日本ではもうすぐ夏休み。
ドイツの子供達の夏休みはさほど長くありません。
その分、冬休みや春休みは若干、日本より長く、おまけに秋休みなんてものまであります。
一説によると秋休みは昔の収穫休みの名残りなんだとか。
「ずいぶんお休みが多いのね」と思われるかもしれませんが、そのかわり祭日は日本よりも少ないのです。
また最近では温暖化の影響か、ドイツでも夏には気温が30度以上になる事も珍しくありません。
かつては気温が30度以上になるとドイツの学校はお休みになるのです。
日本人にとっては何とも羨ましいお話。
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この時期になると町のカフェは屋外にテーブルを置き、ドイツ人達は肌を日に焼きながらお茶やビールを飲んでいます。
そうそう、ドイツ人は3月くらいでも暖かい日には、Tシャツで日光浴するんですよ。
だから夏なんかになろうものなら、ライン川の川辺にトップレスなんていうのは珍しい光景ではないのですよ。
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さて、このコーナーも7回目となりましたが、そのわりにドイツ料理をご紹介していませんでしたね。

皆さんはドイツ料理というと何を思い浮かべますか?
私はドイツで生活するまで、ドイツ料理といえば、ソーセージくらいしか思い浮かびませんでした。
しかも、バイエルン地方の民族衣装を着た人達がドイツ民謡の流れる中をクルクルと踊る(?)という、訳の分からないおまけ付きで....です。
.....で、いざ生活してみて、初めてこれがドイツ料理!というものが分かってきました。
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私がそこで感じたのはドイツを代表する料理とは、各地方の郷土料理なのだということ。
日本でもそうですが、ドイツでも東西南北でお料理の内容が異なります。
味付けは全般に濃いめ。
レストランでスープを頼むとしょっぱいと感じる事もしばしば。。。
また豚肉がとても柔らかくて美味しいので、豚を使った料理が多い様に思います。
それらの全てをご紹介する事はできませんが、
大聖堂で有名な町、ケルンの有名なレストランのお料理を幾つかご紹介。
(上の画像がケルンの大聖堂)
お料理で巡るドイツの旅です。
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まずはシュニッツェル(Schnitzel)。
まずはこのボリュームに驚かされます!
あんまりいい表現ではありませんが、草履(!?)を彷佛します。
これはいわゆるカツレツで、何が日本のものと違うのかといえば、豚のロース肉に日本よりも細かいパン粉(Paniermehl)をまぶし、たっぷりのバターで焼き上げます。
な、なんという高カロリー!
実にシンプルな料理ですが、これが結構美味。
画像にあるようなキノコのホワイトソースのかかったものはイエガーシュニッツェルといい、訳すと猟師風シュニッツェルといったところ。
これの他にもパン粉を付けずに焼くものや、子牛肉で作る(Wiener
Schnitzel)シュニッツェルもあります。
次はカッセラー(Kasseler)という料理。
これは豚の燻製ロース肉(日本のロースハムに似ている)を、スープや白ワイン等で煮込んだ料理。
つけ合わせでじゃがいものピューレやザワークラウトを乗せるのがお約束。
ただ煮込むだけですが、お肉からほどよくスモークの香りが出てさっぱりしたお味。
これもお肉が美味しいから成り立つ料理で、中部ドイツのカッセルという町のお料理なんだそう。
このカッセルという町はメルヘン街道にあり、グリム兄弟の故郷として有名です。
ちなみにこのグリム兄弟、ドイツの1000マルク札に印刷されていますが、来年からは紙幣がユーロになるので今年で見納め.、、、。
(通常は1000マルク紙幣なんぞ使用しませんが...。こんなものスーパーで出したら大ヒンシュクをかうことは確実。)
次は、黒の森に近いシュヴァーベン地方の
マウルタッシェンのスープ(Maultaschen suppe)。

これはドイツ版ラビオリといったところで、食感も似ています。
画像ではスープ仕立てになっていますが、お皿に盛り付けたものが一般的。
この料理は、厳格なマウルブロンな修道院で修行をしていた子供が自分が食事当番の時に少しでも沢山おかず(お肉)を食べたくて、マウルタッシェの皮に沢山具を詰めて隠した、というエピソードがあります。
がんばってもう一皿ご紹介。
これぞ豚料理の醍醐味という、シュバイネハクセ。(Schweinehaxe)。
究極のシンプルな豚の丸焼きです。
この料理はバイエルン地方の名物。
外はカリッと焼けているのに中はふっくらしています。
これにデュッセルドルフ名物のマスタードを付けて食べるのです。
説明のしようが無い程シンプルな料理ですが、豚肉自体が美味しいので外見に反して(?)美味しいのです。
この他、ベルリン名物のアイスバイン(Eisbein)という塩付けにした豚の骨付きすね肉を茹でた料理も有名。
ただ、、、この料理はお皿に乗って出て来た時に、
「『初め人間ギャートルズ』のマンモスのお肉〜!!」(年がバレるね)
ってかんじで、少々ひきます。
今回は画像がありませんが、牛肉料理だって勿論あります。
ライン地方のザウアーブラーテン(Sauerbraten)は赤ワインとビネガー、ねずの実、ピメントの実等と漬け込んで焼くお料理。
これを切り分けリンゴソースで頂きます。
このお料理、慌てて食べるとお酢の風味でむせるのでご注意!
他、ルーラーデン(Rouladen)というピクルスやベーコン、卵といった具を入れて牛肉でクルクルと巻き、焼いたのちフォンドヴォーで煮込むと出来上がりという家庭料理もポピュラーです。
家庭の味といえば、アイントプフ(Eintopf)という野菜、豆、肉の沢山入ったスープはまさにおふくろの味といったところで、各家庭によって独自のレシピがあるようです。
北のハンブルグなどへ行くとお魚料理も沢山あり、カレイ、うなぎ、ニシン料理のラプスカウスといった牛肉の挽肉とニシンのすり身、ジャガイモ、玉ねぎ、香辛料を混ぜて加熱したものなどもあります。
また、ハンブルグがその名の由来であるハンバーグはあまりにも有名ですね。
本当は、まだまだあるんだけどキリがないので
この辺でデザートをご紹介して締めくくりましょう。
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残念ながら、ドイツのケーキは日本よりも大味だと思います。
日本人に馴染みの深いドイツのケーキといえばバウムクーヘンでしょうか。
バウムクーヘンは日本でも有名ですから、説明するまでもありませんね。
ドイツ語でバウムとは木の事でクーヘンはケ−キの事を言います。
「木のケーキ」という名前ですが、その意味はバウムクーヘンの切り口を見れば一目瞭然ですね。
ただ、日本で見かけるバウムクーヘンはドイツのものと形状が異なるように思います。
おそらく作り方の違いなのかと思いますが、ドイツのバウムクーヘンは大きな棒に何層も巻き付けるようにして焼いていきます。
従って大きなサイズのバウムクーヘンは縦長なのです。
日本では有名なバウムクーヘンですが、ドイツではさほどポピュラーではないように思います。
むしろ、黒の森の名物さくらんぼのケ−キのシュバルツバルターキルシュトルテや、
アプフェルシュトゥルーデルというシナモンや干しぶどうで煮たリンゴを薄〜く伸ばしたパイ生地で包んで焼き上げ、その上にバニラソースとアイスクリームを乗せたものがもっとも定番のデザートだと思います。
この他、ドイツの有名なお菓子として、
中世の町並みが残る市壁の町ローテンブルグ(クリスマスのオーナメントが一年中買えるお店ケーテヴォールファールトの本店がある町)名物のシュネーバーレン(Schneeballen)は雪玉という意味のお菓子。
帯状のパイ生地をぐるぐる丸めて揚げたものに、粉砂糖をまぶしたその姿が雪玉のようなのでその名がついたとの事。
今ではチョコレートでコーティングされたものやアーモンドがトッピングされたものなんかもあります。
ソフトボールのボールくらいの大きさなので一個食べるのはかなりヘビー。
ベルリン名物としてベルリーナー.プファンクーヘン(Berliner Pfannkuhen)は、ジャム入りドーナッツといったところ。
マイセン磁器で有名な東ドイツのマイセンには、マイスナーフンメルという巨大なお菓子があります。
このお菓子、大きいドーム型のお菓子で薄い生地を焼いて作られています。
なんと中身は空洞!
何故ゆえこんなお菓子が出来たのかというと、18世紀にある王様が酒によった自分の御者に腹をたて、パン職人に命じてわざと壊れやすいお菓子を作らせ、そして御者にこれを壊さないように運ぶよう命じたのが事のはじまりだとか...。
ドイツは日本のようなケーキ屋さんがあまりありません。
通常、ケーキはパン屋さんで買うものなのです。
チョコレート屋なんてものはあるんですけどね。。。
(ドイツは他人の家にお呼ばれすると、ワインかチョコレートかお花を持っていくのがお決まり。
ケーキはそこのお宅で焼いているのが当たり前なのです)
これらの料理は殆どが家庭料理。
各家庭ごとのレシピがあり、教わる相手によって少しづつ異なるのです。
イタリア料理やフランス料理と比べると素朴かつシンプルですが、そこがドイツらしいのかもしれません。
しかし、これらの料理はドイツビールやドイツワインとの相性がとても良いのです。
やはり食材とは大地の恵みであり、料理とはその国の風土や歴史、文化が育てるものであり、おのずと相性が良くなるものなのかもしれませんね。
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それではまた!
Auf Wiedersehen!
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| プ〜さん |
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