第10回 2000年9月3日
日は中断していた、胃を切除した方の食事第2弾(ややさんのリクエスト)を送ります。
では、今回は実際の食事の摂りかたについて・・・。
@ 積極的に栄養のある食品を。
術後は体力が落ちていますから、体力をつけて自然治癒の力を高めるため、栄養価の高い食品を充分に摂りましょう。
A 食事は回数を多くして一回量を減らします。
胃の容積、消化液が減っていますから、一回の食事量は少なめにし、食事回数を増やします。
体調がいいからと言って一回に多くの量を食べると消化不良やダンピング症候群を引き起こすことがあります。
他方、一回量が少なくて同じように3回の食事では一日に必要な栄養素が満たされず、術後の治療に悪影響が出てきます。
B消化のよい食物を。
消化のよい食品を、消化がしやすい調理方法で。
糖質

食物繊維の少ない精白米、食パン、うどん、いも類などを選び、消化の悪い胚芽精米、そばなどは控えます。
たんぱく質

肉類は脂身は控え、赤身の肉かささみなどで。
魚は青背の物や脂の乗ったものは控え、白身の魚を。
豆製品は大豆、小豆は消化が悪いので豆腐などで摂るように。

※ たんぱく質の食品は加熱するとかたくなり、たんぱく質が変性して消化が悪くなります。魚は刺身、卵は温泉卵や半熟、などのほうが良いでしょう。
脂質

植物油、マヨネーズ、マーガリンは少量ならよいでしょう
野菜・果物

繊維の多いものは控えます。
たけのこ、ごぼう、きのこ類、海藻類は避けましょう。
果物は柑橘系(みかん、オレンジ、グレープフルーツ、レモン)、繊維の多いパインアップルを避けます。
調理方法は、油の添加されるものは避け、なるべく水分が残る、やわらかくなる調理法を選びましょう。
C ゆっくりとよくかんで。
よくかむことは、消化、吸収をよくし、胃腸の負担を軽くします。
ゆっくりとくつろいで食事をすれば、疲労やストレスの解消にもなります。
D 刺激物は避ける。
熱すぎる、冷たすぎる、酸っぱい、辛い、塩辛いものは避けましょう。
E 日常生活は規則正しく。
眠る時間や食事の時間は一定にし、1日の生活リズムを作りましょう。
続いて、実際の食事について・・・。

第3弾をお楽しみに。
第11回 2000年9月7日
切除の方の食事を読んだ「こさる」さんからメールをいただきました。
胃切除の方の食事が載っていましたが、実はこさるの父も全摘出しました。
大地宅配で扱っている「薄焼き小麦せんべい」(地元では「磯部せんべい」といいます)がやわらかくて父のお気に入りでした。
消化もよいのでおすすめできます。
どんなちいさい手術でも術後はけっこうたいへんです。
家族がほんとに支えです。
(いろんな不満のあたりどころは家族のみです。患者は医者にもナースにも気を遣いますから・・・)
ややさんのお父様のはやいご回復をお祈りしています。

こさる
こさるさん、温かいメールをどうもありがとう。

気と闘っている方、そしてそのご家族は本当に心配や不安がつきないと思います。
自宅療養になると特にお食事の問題は大きいですよね。
ぴゃあーもひめも医師ではありませんが、みなさんといっしょに考えていきたいと思います。
もし「こういうのはどうかしら?」というアドバイスなどがありましたら、ぜひ「キッチンひめ」までお知らせくださいね。
もちろん、ややさんにお知らせしますが、きっとこのサイトをご覧になっている方の中にも同じようなお悩みを抱えていらっしゃる方がいるかもしれません。
HPに掲載することで、そうした方々も励まされると思います。
どうぞよろしくお願いします。
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