第12回 2000年10月1日
し訳ない…。
ここ毎週、講演会を聴きに行ったり、学会に参加したり、患者会のパンフ作りや話す内容をまとめたりと、忙しくって、原稿を書く暇もありませんでした。
ず、胃を切除した場合の献立についてフォローします。
白身魚のかぶら蒸しとか、良いですね。
でも、
家に帰れるようになったら、大体のものは少量から食べられるんですよ。
赤飯も、小豆の量を控えめにしておいて、もち米の割合を少なくすれば、大丈夫。
ストレスが一番の敵なので、お酒も舐める程度ならいいと思います。
まずは、精神的に「これが好きなのに食べられない」と言うストレスを与えないことです。
大体、胃を切除して、嗜好も大分変わってくる方が多くて、かえって、胃のほうが悪いものを受け付けなくなります。

反対に、ある患者さんは、胃を切除してからずっと胃切食というものを家で続けていて、吐き気がしたり、好きな揚げ物もコーヒーも飲ませてもらえなくてストレスが溜まっていました。

「たくさんの量は誰だって体に悪いのは当然だよ。普通の人並みに。少しずつなら、大丈夫よ。」

と言ったとたんに、吐き気もなくなり、食欲が出てきた方もいました。
家族があんまりプレッシャーを与えてもだめです。
ご家族は大変なことも多いと思いますが、あまり神経質にならずにゆっくり患者さんと付き合ってください。

さて、多くの方からリクエストをいただいていたダイエットについて、何回かに分けてお話していこうと思います。
近良く耳にする「抗酸化物」。
マスコミでもいろいろ言われていますが、ご存知ですか?
そもそも・・・。
「酸素」は私たちが生きていく上で欠かせないものですが、体内に入った酸素の一部は普通の酸素よりも酸化力が強く、細胞などを攻撃する毒作用を及ぼします。
これが「
活性酸素」。
人の体には、もともと「活性酸素」の働きを抑える酵素を持っていて、簡単に害を受けないようになっていますが、何でも便利になった現代、いろいろのものがこの「活性酸素」を増やしているようです。

これらの要因により活性酸素私たちの体の中で多量に発生すると、ガン・糖尿病・動脈硬化・アレルギー・潰瘍・ポリープ・老化と言ったさまざまな病気を引き起こすことがわかっています。
こで、発見されたのが食物に含まれている「抗酸化物」の存在。
「抗酸化物」は体の中で「活性酸素」を中和してくれる働きをもっています。
さぁ。特別でなくてもいいのです。
食事の中に取り入れていってみてください。
食物繊維・ビタミンC・βカロチン
ケルセラチン
アントシアニン
ビタミンE セサミノール
リコピン イソフラボン
アスタキサンチン クルクミン
クロロゲン カテキン
ず、食べる量が少なくなっているお年寄りでは、色の濃い野菜を一食に一品でも増やすようにしてください。
緑黄色野菜に含まれるβカロチンは油ととても相性がいいので、食物性の油を加えて炒めてみたり、炒め煮にしてみると、ビタミンEも取れて、一石二鳥。
今回は抗酸化物についてお話しました。
マスコミでのこれに対する情報は正しいです。
しかし、
「取り過ぎは禁物」とぜひ付け加えて欲しいものです。
例えば、一時流行ったココアダイエット。

砂糖が入ったものは肥満になるので、ピュアココアだけで。
黒ごまについても患者さんは牛乳に入れて飲んでいましたが、大さじ1杯は少し多いかも…。
(でも、これで白髪が減ったと言われていました。老化防止の一つになるかもしれません。)
今回はここまで。
次回をお楽しみに。
第13回 2000年11月10日
くなりましたが、ぴゃあーへ質問が来ています。

ぴゃあーさんのダイエット特集、見ました。
わたしは葉ものをすごくたくさん食べます。
「取り過ぎはよくない」とあったので心配になりました。
葉ものも取り過ぎってあるのでしょうか?

どうなのかな?ぴゃあー、教えてください。

第14回 2000年11月10日
お返事です。

ダイエットのときに書こうとは思っていたのですがー。
野菜の食べすぎは食べ過ぎって言うことはないです。

ただ、糖質の多いもの(かぼちゃやとうもろこし、れんこん、トマト)は良くないです。
また、たんぱく質の多いもの(枝豆やインゲンなどの豆のもの)も良くないし、芋類も取り過ぎは良くないです。

『葉もの』の緑黄色野菜(色の濃い野菜)は普通の人は大丈夫です。
が、
血をさらさらにする血栓防止の薬(ワーファリン)服用中の方はビタミンK が薬の作用を悪くしてしまうので取り過ぎはだめです。

第15回 2000年11月17日
ールをいただきました。
ダイエット特集の途中ですが、このコーナーを読んでくださっているみなさんにも、ぴゃあーにも読んでもらいたいので、取り上げようと思います。
以下、ふみさんからのメールを一部ご紹介しましょう。


すご〜く勉強になるHPで、感動してます!

私も子供ができてから、添加物とかが気になって今は生協の宅配を頼んでみたりしています。

ところで、私にはもうすぐ2歳になる子供がいるのですが、
この子が食物アレルギーで卵と乳製品と青魚が食べられません。
(鶏肉、牛肉も禁止されています。今のところ)
これらの食べ物って、とっても栄養価が高いですよね。
これから成長期に入る子供にとっては不可欠なものではないかと思うんです。
でも、食べられないとなると、なにから栄養をとったらいいのか・・・
とちょっと悩んでいます。
栄養不足になったりしないのかも不安です。
それに、除去食ってイマイチおいしいと思えないし、レパートリーも少なくてマンネリになりがちなんです・・・。

アトピーの子のための料理講座なんてあったらいいなぁ・・・なんて思っています。
もっと、豊かな食生活を送らせてあげたいので。
もしよろしかったらアドバイスをお願いいたします。
 

お子さん思いの優しいお母さんのふみさん。
お子さんのアレルギーの症状もかなり深刻なようで、とても困っていらっしゃいます。
アレルギーはぴゃあーの専門外だとは思うのですが、わたしたちで少しでもお役に立てるようだったら、できるだけお答えしてあげたいと思います。
どうかなぁ、ぴゃあー。よろしくね。
リクエストをお寄せくださったふみさんのサイトはこちら
第16回 2000年11月18日
ール、読みました。
これからの時代、本当にアレルギーの方って増えています。
本当に専門外です。
難しいのですが・・・。
ふみさんの子供さんは卵と乳製品と青魚、鶏肉、牛肉がだめと言うことですね。
同じ栄養素のものでは、豚肉、豆、豆製品、白身の魚
これで食べていかないといけないわけで、、、。
でもこれだけ食べれると結構、代用して何でも作れますよ。
私が今、見直しているのが、豆乳
牛乳の変わりに結構何でも合うんです。
そのままで飲むと嫌いな人は多いのですが、料理に使うといけるんですよ。
高齢の方ですが、在宅の患者さんで、60歳で、脳挫傷で寝たきりの方がいて、低栄養で困っていたのです。
でも、反対にコレステロールは高くなって、おまけに小食で、出身が鳥取なもので、新鮮な魚じゃないと食べられなくって、何を食べても一口ずつ。
この方が、豆乳を飲み始めて、どんな料理にも使われたのです。
豆って栄養抜群で、バランス的にも問題がなくって、たんぱく質と食物繊維の宝庫。
食べる量は相変わらずなのに、便は出るはコレステロールは正常で、栄養もだんだんと取れています。
ひめに豆乳の料理を考えてもらいましょう。
たとえば、、、
 
シチュー。
肉に豚肉を使って、和風に、里芋とれんこん、人参、かぶなどを入れてブイヨンで煮込んで、牛乳の変わりに豆乳を入れて、塩、こしょうで味付け。

スパゲティ。
鮭をワインで酒蒸しして、ホワイトクリームを豆乳で作って(バターはなしでね)、ブロッコリーを加えたソースでどうぞ。
パンケーキだって
ホットケーキミックスに豆乳とオレンジジュースなんか加えて焼いて、蜂蜜かジャムをつけて。

に。
豆乳と出し汁、しょうゆとみりんで味付けして豚肉や豆腐、好みの野菜を入れて…。
最近は調整豆乳って名前で牛乳と並んで売っているので買いやすいし、美味しい大豆なんか大地の会にないですか?
ミキサーがあれば簡単に作れるしね。
そーそー、ロイヤルミルクティ。
豆乳に好みの紅茶を入れて沸かしてみて。
美味しいですよ!
日本の伝統。
大豆、豆腐、湯葉、納豆、高野豆腐におから。そして豆乳。
見直してください。
取り急ぎふみさんへ。
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