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| 歯のお話 〜HIROKO |
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| No.3 歯周病(歯槽膿漏)とは? |
2002.1.28 |
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以前にも少しふれましたが今回はくわしくお話します。
おおまかにわけて以下のように分けられます。
| 1;初期/歯肉炎 |
歯に磨き残しのプラーク(歯垢)や歯石がみられ、歯茎が腫れて、歯磨きをすると出血することも。
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| 2;中等度/歯周病 |
1が更に進行して、レントゲンを撮影すると、歯茎の中まで歯石が付き、また顎の骨が溶け始めている状態。
自覚症状としては、出血のほか、口臭、歯がしみる、固い食べ物がかみづらくなるなど。
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| 3;重度/歯周病 |
2が更に進行して、レントゲンでみると、歯の根の部分に大量に歯石が付き、また顎の骨は溶けてほとんどなくなっている状態。
自覚症状は、歯がグラグラして物がかめない、出血または膿みが出る、歯がうく感じや痛み(しみる)がある、強い口臭など。
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1の段階では、歯科医院へ行って、歯磨きの仕方を教わったり歯石を取ったりすれば、また健康的な歯茎の状態に戻ります。
2や3になると、歯周病の治療や管理をしっかりしている歯科医院を探して、定期的に通う必要が出てきます。
3については場合によっては抜歯の対象になります。
歯の汚れ以外にも、鼻炎やくいしばり、歯ぎしりあるいは全身疾患(高血圧、糖尿病など)、妊娠などの口以外の要因で、歯周病の進行の具合に差が出てくることもあります。
歯周病は長い月日の生活習慣病です。
時間をかけて、知らず知らずのうちに進行していることが多く、自覚症状が出始めた頃には、治していくにも時間がかかります。
しかし、自分の歯で食べられることは、味覚や健康面からも多くの利点があるのです。
普段の食生活をより楽しむためにも、
「もしかして歯周病?」と思ったら早めに受診して、歯科医院と二人三脚で治療をしていかれるとよいでしょう。
一生自分の歯で食べられることの幸せを見つめなおしてみませんか?
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前回は虫歯と歯周病についてお話しました。
これらの病気は甘いものと密接な関係にあります。
昔からよく「甘いものばかり食べていると虫歯になるわよ」と言われたことはありませんか?
これは甘いものを摂取することにより、もともと口の中にいる細菌(常在菌)が酸を作り出し、歯がとけていくというメカニズムによるものです。
では歯周病ではどうでしょうか?
この場合、顎の骨がとけやすくなるということではなく、虫歯とは別の種類の常在菌が関与して、歯ぐきを腫れやすく出血しやすくしてしまいます。
歯磨きのときに、鏡の前で両手で唇を(上下どちらでもいいので)グイっと開いてみて下さい。
あなたの歯ぐきはピンク色ですか?それとも真っ赤な色ですか?
ピンク色であれば健康的な歯ぐきです。
歯磨き剤のコマーシャルで「プラークコントロール」という言葉が使われているのを御存知でしょうか?
この「プラーク」が目に見える細菌の塊です。
歯磨き前に鏡の前で唇を持ち上げて、綿棒またはつまようじで(歯ぐきを傷つけないように気を付けて)、歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間を軽くこすってみて下さい。
白〜黄色っぽい色のものがとれてきましたか?
それがプラークです。
甘いものが大好きな方のプラークはベタベタとしつこく厚みがあり、よほど気を付けて歯磨きをしないことには取れにくいものです。
甘いものと一言で言ってもお菓子やジュース類だけではなく、食事の感覚で食べている菓子パン、ジャム、はちみつ、調味料として使う砂糖やみりんなども含まれます。
歯科では、お口の健康を保つために1日の砂糖の摂取量は20グラムがよい、とされています。
たとえば市販のジュース類1本の約1割が砂糖です。
1本ジュース類を飲むとすでに1日分の砂糖をとることになります。
こう考えるとかなり少なめの量だとお分かりいただけるでしょう。
ただ、毎日きっかり20グラムの砂糖の量でなければいけないのかというと、食の楽しみが半減してしまいそうですよね。
ここは臨機応変に「今日は摂取しすぎたから、明日は控えめにしよう」という心がけで、美味しく楽しくまた健康的な食事ができるといいですね。
ひめの質問にHIROKOさんが答えてくれました。
| ひめ |
プラークコントロールのためには、やっぱり歯医者さんに定期的に行くべきなのかしら?
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| HIROKO |
その方がいいと思います。
プラークコントロールについてはケースバイケースでもあるのですが、歯ブラシだけでの清掃ではかなりの徹底した練習が必要です。歯並びなどにもよりますが、フロスや歯間ブラシなどの補助道具が必要な場合もあります。
歯科でのホームドクターがいると安心ですね。
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| ひめ |
それから、我が家は最近、液体ハミガキを使っているのだけれど、
歯磨き粉の種類によって違うのでしょうか? |
| HIROKO |
液体歯磨き剤というのは、GUMのデンタルリンスのようにブクブクをしてから歯磨きをするというものでしょうか?それとも液状の歯ブラシにつけて磨くタイプのものでしょうか?
デンタルリンス系のものは主に殺菌剤がメインに含まれていて、研磨剤が入っていないものです。お茶をよく飲んだりたばこを吸われる方は、歯に着色(ヤニのようなもの)がつきやすくなります。ただし、歯周病の方には細菌層を減らすのに効果が期待できそ
うです。
液状(ジェル状)歯磨き剤は研磨剤が含まれます。ですから、着色を落とすことも可能です。あとは虫歯予防に有効なフッ化ナトリウム(いわゆるフッ素)が含まれているも
のが多いのではないかと思われます。
歯磨きが力強く、歯と歯ぐきの境目が削れてきていてしみるという症状がある方には、デンタルリンスをおすすめします。
市販の歯磨き剤はいろいろな効果を期待して、殺菌剤などの薬品を添加したものが多く出回っていますね。ただ、これらはもともとは合成洗剤と同じ材料からできています。なのでカラダには安全とは言えないようです。私はここ何年かせっけん歯磨きを愛用しています。
補足ですが、市販の歯磨き剤は毎日一度にたっぷりつけて使っていると、舌のみらいという細胞が溶かされ味覚が鈍くなる、という話を聞いたことがあります。「続だから、せっけんを使う」という本にこんな一節があります。かなり辛辣な文章ですが参考までに。
「続だから、せっけんを使う」船瀬俊介著(三一書房)より抜粋
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市販の歯磨き剤に二%ほど配合されている『合成洗剤』も大問題。
高アル系(AS)で舌の味蕾(みらい)細胞表面を溶かしてしまう。
二%といえば二万ppmというおどろくべき高濃度。舌の味覚も
しだいにバカになって味音痴になってしまいます。
だいたい口の中に有毒合成洗剤を入れること自体クレージー。
安全な「せっけん配合」練り歯磨き剤にすぐにかえましょう。
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最近はコマーシャルなどでもかなりリアルなものをやっていますが、みなさんはこの二つの病気の違いを御存知でしょうか?
簡単に言ってしまうと、
虫歯は歯がとけてしまう病気で、
歯周病は歯ぐきの腫れや出血に始まって進行すると顎の骨がとけてしまう病気です。
いずれも口の中の細菌が関与する生活習慣病です。
ですからおのずと普段の食生活とも密接な関係があります。
ちょっといつもの食事について思い出してみて下さい。
- 食べ物の好き嫌いが多い
- 間食が多い
- 食事の時間が不規則
- だらだら長い時間をかけて食べ続けてしまう(テレビをみながらなど)
- 早食いである
- アメやガムをよく食べる
- のどが渇くとスポーツ飲料やコーヒー飲料(砂糖が含まれているもの)ジュースをよく飲んでいる
- 料理をするときについ砂糖やみりんを多めに使いがち
以上でいくつか思い当たることがある方は要注意です。
虫歯や歯周病にかかってしまったら歯科医院で治療を受け、再発予防のために患者さん自身の努力も必要となります。
中等度〜重度の歯周病の場合には、歯科医院での定期検診とともに、自宅での歯磨きを徹底したり食生活の改善によって、自分の歯を抜かずに長もちさせることも可能になることがあります。
同じ方法で、初期の虫歯であれば進行を抑制することも可能になります。
- 1日の食事をバランスよくとるように心掛け間食を減らすようにする
- 飲み物はお茶類や水など甘味のついていないものをとるようにする
- 時間にゆとりがあるときにはよくかんで食べる
- 料理はだしなどをよくきかせて調味料はひかえめにする
、、、など少しずつでも改善することができれば、口の中の病気はもとより、成人病をも遠ざけることができるでしょう。
いかがでしたか?
美味しく楽しく食事をするためにも、お口の健康を見つめ直してみませんか?
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今回は食生活と深いかかわりのある「かむこと」についてお話いたします。
子供の頃に「よくかんで食べなさい」と言われたことがある方も多いと思います。
それは子供に限らず大人にも必要なことでこのような利点があります。
- 唾液の分泌をうながす→虫歯や歯周病の予防
- かむことで脳に刺激をあたえる
- 口の中の自浄作用
- 歯並びをよくする
- 食べ物の味をよく味わうことができる
- 消化を助け胃への負担を軽くする
- 早食いをふせぐ→肥満の防止
昔ながらの日本食はよくかんで食べるものが多かったようですが、近頃は食生活が便利になる一方、やわらかな食事が多くなっているようです。
家でのごはんであれば、材料を少し大きめに切ったり繊維質の食材を調理したりと、ひと工夫することによって改善されます。
みなさんもよくかむ食事を楽しんでみませんか?
@おまけの話
歯がまだはえていない赤ちゃんも、すでにかむことの訓練をしています。
母乳を飲む時には舌や顎をうまく使って(お子さんのいらっしゃる方は御存知だと思いますが)、かなりの力で吸っています。
ほ乳ビンを選ぶ時にはなるべく母乳を飲む状態に近いものを選ぶと、将来のかむことも上手になるでしょう。
(日経新聞参照) |
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〜日経新聞日曜版より〜
歯とあごの不調和をディスクレパンシーという。
人間のあごは縮小傾向にある。そのため、すべての歯が顎の上にきちんと
生えきれず、歯並びが悪くなる。その現象に拍車をかけるのが、
食文化の変化だ。
元東京大学医学部助教授の井上直彦氏によると、ディスクレパンシーは、ケニアで発見された八百万年前の人類の祖先の化石や、縄文時代の人骨でも確認されている。
二十世紀に入ってから歯並びの悪い人は急増し、現代では「十人に七人以上の割合」(井上氏)に達する。
井上氏は「最大の原因はほ乳ビン保育」と言う。
赤ちゃんが乳房から乳を飲むときには、かみながら飲む。
通常のほ乳ビンは吸うだけで飲めるから、あごは未発達になる。
ほ乳ビン保育でも、かまないと出ない構造のビンを利用するなど、乳幼児からのあごの訓練が大切だ。
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